ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドをフォローしている人は、１億6000万人にものぼる。歌手のアリアナ・グランデやセレーナ・ゴメスを上回り、世界最多の数字だ。

　もっとも、以前から圧倒的なフォロワー数を誇っていたわけではない。マーケティング会社『Wildfire social』がSNSで紹介したデータを、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が伝えている。

　これによると、キム・カーダシアンやビヨンセ、グランデ、テイラー・スイフトらが“表彰台”を競った2015年、C・ロナウドのフォロワー数は終盤にようやく世界のトップ10入りを果たしたところだった。

　だが、C・ロナウドが母国ポルトガルをEURO2016制覇へと導いた16年になると、フォロワー数が一気に増加する。Gazzetta dello Sport紙によれば、欧州制覇を成し遂げた翌月には、その数が1500万人も増えたという。

　すると、C・ロナウドは“インスタ界”で飛躍を遂げ、17年にはフォロワー数が１億人を突破。順位も次々と上がり、ビヨンセやグランデを抜いて２位に浮上する。
 

　こうなると、勢いは止まらない。チャンピオンズ・リーグで前人未到の３連覇を遂げ、夏にユベントスに「世紀の移籍」を遂げた18年も、フォロワー数は右肩上がり。Gazzetta dello Sport紙は、一時は月平均300万人のペースで増えていったと伝えている。

　18年のうちにゴメスも抜き、ランキングで世界の頂点に立ったC・ロナウドは、19年に入ってもそのフォロワー数を増やし続けている。ひとたび投稿すれば、400万～500万の「いいね」は当たり前。動画再生数は1000万回を超えるのもざらだ。

　活躍の場をイタリアに移して以降も、ピッチでもSNSでも絶好調のC・ロナウドは、どこまでフォロワー数を増やしていくのか。Gazzetta dello Sport紙は「彼のことだ。インスタでも、立ち止まることなど望んでいないだろう」と締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部