スペイン紙は「何の罪もない」と擁護。
何気ない振る舞いが思わぬ騒動に発展してしまった。
物議を醸しているのは、昨年12月にトップチームデビューを飾ったばかりのエスパニョールの若手SBアドリア・ペドロサだ。
現地時間3月30日に行なわれたラ・リーガ第29節でバルセロナとのダービーマッチに臨んだエスパニョールは、相手エースのリオネル・メッシの鮮やかな2ゴールに沈んで0-2で敗れた。
その試合後、両軍が健闘を称え合うなか、この日、メッシと対峙していたペドロサは、何気なくユニホーム交換を要求。これにアルゼンチン代表FWも快く応じて無事に交換は成立した。
物議を醸しているのは、昨年12月にトップチームデビューを飾ったばかりのエスパニョールの若手SBアドリア・ペドロサだ。
現地時間3月30日に行なわれたラ・リーガ第29節でバルセロナとのダービーマッチに臨んだエスパニョールは、相手エースのリオネル・メッシの鮮やかな2ゴールに沈んで0-2で敗れた。
その試合後、両軍が健闘を称え合うなか、この日、メッシと対峙していたペドロサは、何気なくユニホーム交換を要求。これにアルゼンチン代表FWも快く応じて無事に交換は成立した。
ユニホーム交換は互いをリスペクトしあう意味もあり、サッカー界ではよく見られる光景だ。しかし、宿敵とのダービーで敗れた後だったのがまずかった。スペイン紙『Marca』によれば、20歳の新鋭の行動に多くのエスパニョール・ファンが憤慨。SNSでは次のような非難の声が相次いだという。
「裏切り者だ」
「ダービーに負けたんだぞ? ふざけんな!」
「ユダめ」
「クソみたいな犬っころ」
「クラブを去れ! 恥ずべき者よ」
サポーターから心ないバッシングを受けたペドロサだが、クラブを裏切るつもりでユニホームを交換したわけではないはずだ。そのことをMarcaも強調している。
「ペドロサには何の罪もない。メッシはサッカー選手ならば誰もが憧れる現代サッカー界、いや歴史上最高の選手だ。彼はただ好奇心でシャツを貰いにいっただけだろう。ペドロサの忠誠心を疑うのは見当違いだ。彼はエスパニョールの下部組織で育ち、そのDNAはペリコ(エスパニョール・ファンの愛称)と同じだ。熱狂的なファンがダービーでの敗戦で怒り狂うのは理解できなくもないが、あの程度のことで彼は叩くのは間違いである」
思わぬ形で自軍サポーターたちの反感を買ってしまったペドロサ。その心は穏やかではないだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部