トッテナムに追いつかれて苦しんだリバプール。
現地時間3月30日に行なわれたプレミアリーグ第32節で、2位リバプールと3位トッテナムの上位対決が開催された。
29年ぶりのトップリーグ制覇に向けて首位マンチェスター・シティを追走するリバプールと、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を争うトッテナム。互いに負けの許されない状況下で迎えたビッグマッチは、両軍が相手の出方を伺う慎重な入りとなった。
そのなかで、あっさりと均衡が破ったのはリバプールだ。16分、中盤でボールを持ったヘンダーソンが左サイドへロングボールを通す。これを受けたロバートソンが絶妙なアーリークロスをゴール前へ供給すると、これをフィルミーノがドンピシャのヘディングで押し込んだ。
5バック気味のDFラインを敷く相手のブロックをいとも簡単に破ったホームチームは、その後も持ち味のスピーディーな攻撃を展開。幾度となく敵エリア内に攻め込んでチャンスシーンを創出して、主導権を握り続けた。
かたや先手を取られたトッテナムは、頼みの主砲ケインが相手CBファン・ダイクのマークに苦戦。決定機をほとんど作れないまま、時間を浪費していった。
トッテナムの枠内シュートをゼロに抑え込んでハーフタイムを迎えたリバプールは、後半は一転してペースダウンする。かたや前半以上にギアを上げたトッテナムは、アグレッシブに攻め続け、ついには赤い壁を突き崩す。
29年ぶりのトップリーグ制覇に向けて首位マンチェスター・シティを追走するリバプールと、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を争うトッテナム。互いに負けの許されない状況下で迎えたビッグマッチは、両軍が相手の出方を伺う慎重な入りとなった。
そのなかで、あっさりと均衡が破ったのはリバプールだ。16分、中盤でボールを持ったヘンダーソンが左サイドへロングボールを通す。これを受けたロバートソンが絶妙なアーリークロスをゴール前へ供給すると、これをフィルミーノがドンピシャのヘディングで押し込んだ。
5バック気味のDFラインを敷く相手のブロックをいとも簡単に破ったホームチームは、その後も持ち味のスピーディーな攻撃を展開。幾度となく敵エリア内に攻め込んでチャンスシーンを創出して、主導権を握り続けた。
かたや先手を取られたトッテナムは、頼みの主砲ケインが相手CBファン・ダイクのマークに苦戦。決定機をほとんど作れないまま、時間を浪費していった。
トッテナムの枠内シュートをゼロに抑え込んでハーフタイムを迎えたリバプールは、後半は一転してペースダウンする。かたや前半以上にギアを上げたトッテナムは、アグレッシブに攻め続け、ついには赤い壁を突き崩す。
70分、右サイドを攻め上がったトリッピアーの折り返しをエリクセンがゴール前へと繋いで、走り込んできたルーカスが豪快にフィニッシュしたのだ。
振り出しに戻った試合は、両チームが、果敢なフォアチェックで敵ボールを追い続ける熾烈な攻防戦となる。
追いつかれて、ギアを上げたリバプールは、82分にDFデイビスを入れて、勝点1を持ち帰ろうとするトッテナムを再び押し込むも、なかなかチャンスを生み出せない。
このまま試合は終わるのか――。そう思われた90分にコップ(リバプール・サポーターの愛称)たちが待ち望んだ瞬間は意外な形で訪れる。
CKの流れから左サイドに開いたアレクサンダー=アーノルドがゴール前にふわりとしたクロスを供給。これをファーサイドでサラーが折り返すと、クリアしにいった相手DFアルデルワイレルドの足に当たってボールはゴールへと吸い込まれたのだ。
結局、これが決勝点となった試合は2-1で決着。土壇場での劇的なゴールでビッグマッチを制したリバプールは、暫定ながら再び首位に浮上。一方、敗れたトッテナムは3位には踏みとどまったが、4位のマンチェスター・ユナイテッドに勝点で並ばれる格好となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部