「魔法のビール」に欧州最大のビジョンまで!
現地時間3月24日、トッテナムは、サウサンプトンとのU-18リーグを開催。そこで、長年に渡って建設を進めてきた新スタジアムをついに開場し、約3万人のファンを入れてのテストを行なった。
トッテナムが新スタジアムの建設を始めたのは2015年。17年からは、1899年より約118年間に渡って歴史を紡いできたホワイト・ハート・レーンを取り壊し、本格的に本拠地の移動準備を進めていた。
その後、セキュリティー・システムの欠陥の発覚などによる度重なる完成の遅れや、最終的な建設費が10億ポンド(約1450億円)にまで膨れ上がるなど、悪い意味で話題になってきた新スタジアムだが、“我慢”の時間を経て、ついにファンや関係者にとって待望の瞬間が訪れたのである。
この日の会場には、U-18チームの一戦ながら、多くのサポーターが集結。3-1でトッテナムが勝利したこともあって、“初陣”は大成功のうちに終幕した。この活況の模様を伝えた英公共放送「BBC」は、「我々は最先端を垣間見た」と絶賛している。
トッテナムが新スタジアムの建設を始めたのは2015年。17年からは、1899年より約118年間に渡って歴史を紡いできたホワイト・ハート・レーンを取り壊し、本格的に本拠地の移動準備を進めていた。
その後、セキュリティー・システムの欠陥の発覚などによる度重なる完成の遅れや、最終的な建設費が10億ポンド(約1450億円)にまで膨れ上がるなど、悪い意味で話題になってきた新スタジアムだが、“我慢”の時間を経て、ついにファンや関係者にとって待望の瞬間が訪れたのである。
この日の会場には、U-18チームの一戦ながら、多くのサポーターが集結。3-1でトッテナムが勝利したこともあって、“初陣”は大成功のうちに終幕した。この活況の模様を伝えた英公共放送「BBC」は、「我々は最先端を垣間見た」と絶賛している。
「イングランドでは最大級の6万2062人が入るスタジアムは、欧州でも最大級のビジョンや、NFLから知識を得た快適なスタンドがある。最前列の席は、ピッチから8メートルも離れていない。
さらに、クラフトビールの醸造所があり、自然と湧き出してくるビールサーバーは、まさに“魔法”だ。コンコースには65の飲食店が立ち並び、全てがキャッシュレス。各所にはWi-Fiも設備されており、まさにこれは、未来のスタジアムである」
この新たな本拠地の充実ぶりには、試合を観戦していたトッテナムのマウリシオ・ポチェティーノ監督も、「短い言葉で表現なんかできないね」と、感慨深げに感想を述べている。47歳のアルゼンチン人指揮官は、スタジアム建設のために補強費を削減され、チーム構成において我慢を強いられてきた。
「信じられない瞬間だった。私はみんなと同じ気持ちで、とても興奮している。ホワイト・ハート・レーンを去った日、我々は泣いていたが、今こうして新スタジアムの完成に際し、同じ感情を抱いているんだ。正直言って、泣きそうだし、我々は泣くべきだと思う。夢が現実になったのだからね」
関係者すべてが歓喜したトッテナムの新スタジアムで、トップチームの初めての公式戦が開催されるのは4月3日、プレミアリーグ第31節(延期分)のクリスタル・パレス戦だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部