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金田喜稔がコロンビア戦を斬る!「際立ったのが中島の存在感。柴崎にはあえて注文を付けたい」

カテゴリ:日本代表

連載・コラム

2019年03月23日

「鎌田には雰囲気を感じた」

日本の攻撃を牽引したのが中島だ。とりわけ37分に鈴木の頭に合わせたクロスは秀逸だった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 中島がいるといないではまったく違う。改めてその存在感の大きさを感じた試合だった。キープ力を活かして縦にも内にも行けるし、右足のアウトサイドを使って中に切り返した瞬間に“攻撃のスイッチ”が入り、南野と堂安が動き出すんだよね。3人の絡み方はスムーズだし、常に仕掛けようとする姿勢は魅力的。見ていて楽しいよ。

 中島、南野、堂安は、3人とも個の力で突破できるだけでなく、ペナルティーエリアの外からシュートを狙える。中島はこの試合でも3本いいシュートがあったし、堂安も前にDFがいたとしてもファーサイドを狙ってシュートを打つ意識を常に持っている。南野も惜しいミドルがあった。柴崎を含めて4人がミドルレンジからゴールを決める力を持っているのは、強みだよ。少し前までは、井手口ぐらいしか見当たらなかったからね。
 

 柴崎と蛍(山口)が組んだボランチも注目していた。お互いの距離間がよかったし、中盤にスペースが空いてピンチを招くような場面はほとんどなかったと思う。敵のカウンターがそれほど鋭くなかったこともあるけどね。

 あえて言わせてもらうと、柴崎にはもう少し攻撃に絡んでシュートを打つような姿勢を見せてほしい。それができる選手だから。正直、前の4人だけでやり切ってしまうから、任せているんだろうけど、それだけだと引かれた相手には厳しくなる。とくに、アジアでの戦いはそうなるケースが多いからね。

(鈴木)武蔵はデビュー戦だったこともあって、2列目の3人と連動できていなかった。もちろん、大迫とはタイプが違うわけで、同じ役割は求められないけど、やや物足りなかった。まだ自分本位のプレーが多くて、相手がこう来たからこうしようとか、駆け引きができないんだよね。コースがないのにクロスを上げようとした場面もあった。

 ただ、身体能力は高いし、裏に抜け出すスピードや迫力は魅力的だから、時間をあげたほうががいいと思う。

 個人的には、鎌田をもっと見たかった。シント=トロイデンで結果を残しているしね。短い出場時間だったけど、2列目とも融合できそうな雰囲気があった。次のボリビア戦はもっと時間を与えるべきじゃないかな。
 
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