クロップが考えるサッカーの難しさ
現地時間3月3日に行なわれたプレミアリーグ第29節で、リバプールは宿敵エバートンとの「マージーサイドダービー」に臨み、スコアレスドローに終わった。
この試合で主導権を握ったリバプールは積極果敢に攻めに出たが、ベタ引きすることなく球際で強烈なプレスを仕掛けてきたエバートンのアグレッシブさに手を焼き、最後まで決め手を欠いた。前日に行なわれた試合でボーンマスを破っていたマンチェスター・シティが1位に浮上していたため、リバプールは昨年12月8日以来の首位陥落となった。
試合後に行なわれた記者会見では指揮官ユルゲン・クロップに対し、「より攻撃的な戦いができたのではないか」や「重要な勝点3を得るためにリスクを冒す必要があったのではないか」と厳しい質問が飛んだ。
これに対してドイツ人の熱血漢は真っ向から反論した。その模様を英公共放送『BBC』が伝えている。
この試合で主導権を握ったリバプールは積極果敢に攻めに出たが、ベタ引きすることなく球際で強烈なプレスを仕掛けてきたエバートンのアグレッシブさに手を焼き、最後まで決め手を欠いた。前日に行なわれた試合でボーンマスを破っていたマンチェスター・シティが1位に浮上していたため、リバプールは昨年12月8日以来の首位陥落となった。
試合後に行なわれた記者会見では指揮官ユルゲン・クロップに対し、「より攻撃的な戦いができたのではないか」や「重要な勝点3を得るためにリスクを冒す必要があったのではないか」と厳しい質問が飛んだ。
これに対してドイツ人の熱血漢は真っ向から反論した。その模様を英公共放送『BBC』が伝えている。
「あなた方の質問に私は本当に失望している。我々がやっているのはプレイステーションじゃないんだよ! 今日、我々が十分なリスクを冒そうと考えていなかったと本気で思っているのかい? 全てがテレビゲームのように簡単にいくと言われている気がして、本当にがっかりさせられる。私は『さあ、もっとリスクを冒そう。頑張ろう』と言っているんだよ。それが想像できるか?」
記者を一喝したクロップは、さらに語気を強めて持論を展開した。
「そもそも我々が勝とうとしなかったドローなんてあったかい? あったとしてそれはどの試合なんだ? じゃあ、もう1人のアタッカーを出せば、チームは獰猛になっていたのか? あなたは全てをプレイステーションのように考えているよ。
もう1人アタッカーを出せばフットボールは変わるのかっていえばそうじゃないだろう。我々は十分に攻撃的だったんだ。サッカーというのは今日のように機能しないものだ。何度も言うが、我々は怖気づいてなんかいない」
サッカーの難しさを説いたクロップは、「一体、3月に誰が順位表のトップにいたいと思うんだい? まだまだたくさんプレーすべき試合がある」と、勝点差「1」で追うシティとのタイトルレースでの再浮上を誓ってもいる。
プレミアリーグは残り9試合。はたして、リバプールは29年ぶりのトップリーグ制覇を叶えられるのか。次節は本拠地アンフィールドでバーンリーと対戦する。