ユベントスは無敗を維持、ナポリはホーム初黒星

試合の行方を大きな影響を与えたメレトの退場。後に挽回する機会があったとはいえ、ナポリにとっては痛恨のアクシデントだった。一方、ここでしっかりゴールを奪って勝ち切るユベントスはさすがである。 (C) Getty Images
3月3日(現地時間)、セリエA第26節が行なわれ、ユベントスは2-1でナポリを下した。
ここまで無敗で首位を独走するユベントスが、勝点13差の2位ナポリの本拠地、サン・パオロに乗り込んだ一戦。前回対戦でもユベントスは3-1で勝利していた。
試合は4分にジャンが倒されてユベントスが好位置でのFKというチャンスを最初に作ったが、ナポリはパスを繋いで攻勢に転じ、11分にはジエリンスキが相手DFのトラップが大きくなったところをダイレクトで叩いてきわどいシュートを浴びせる。
その後はアウェーチームもボールポゼッションを高め、ほぼ互角の展開が続いていたが、25分にSBマルキュイのバックパスをC・ロナウドがカットしてゴールに向かおうとしたところで、GKメレトに倒される。主審が掲げたのは、レッドカードだった。
ここまで無敗で首位を独走するユベントスが、勝点13差の2位ナポリの本拠地、サン・パオロに乗り込んだ一戦。前回対戦でもユベントスは3-1で勝利していた。
試合は4分にジャンが倒されてユベントスが好位置でのFKというチャンスを最初に作ったが、ナポリはパスを繋いで攻勢に転じ、11分にはジエリンスキが相手DFのトラップが大きくなったところをダイレクトで叩いてきわどいシュートを浴びせる。
その後はアウェーチームもボールポゼッションを高め、ほぼ互角の展開が続いていたが、25分にSBマルキュイのバックパスをC・ロナウドがカットしてゴールに向かおうとしたところで、GKメレトに倒される。主審が掲げたのは、レッドカードだった。
これで得たペナルティーエリア手前のFKを、ピャニッチが直接ゴール右隅に突き刺す。ユベントスは、数的優位と先制点を同時に手に入れた。
思わぬアクシデントで守護神を失ったナポリは、オスピナを投入するためにFWミリクを下げることを余儀なくされた。攻撃力の低下は必至だったが、29分にジエリンスキが縦パスを受けてゴールに迫り、右ポストをヒットする決定的なシュートを放つ。
やや安心したのかミスの多いユベントスから、ホームチームはうまくボールを奪い、カジェホンらがドリブルでボールをゴール前まで運んでチャンスを作る。33分には、インシーニェがエリア左前から惜しいシュート。数的不利も連係でカバーし、ジエリンスキが抜け出す場面も見られた。
しかしユベントスは、38分にCKでグラウンダーのマイナスの折り返しをピャニッチがダイレクトで合わせる。これはオスピナにCKに逃げられたが、直後にショートコーナーからのクロスをジャンが頭で合わせて、リードを広げた。
圧倒的に有利な状況で前半を終えたユベントス。ところが後半開始から2分、ピャニッチがハンドで2度目の警告を受けて退場となってしまう。
後半開始からマルキュイに代えてFWメルテンスを投入していたナポリは、人数的なハンデがなくなったことで、より積極的に攻撃を仕掛けていく。ユベントスの守備陣に揺さぶりをかけ続け、61分にはインシーニェが左から入れた好クロスをカジェホンが押し込み、1点を返した。
これで勢いづいたホームチームは、連動した動きからのパスワークと個の突破をうまく織り交ぜて相手を押し込み、ジエリンスキ、インシーニェらがシュートをGKシュチェスニーに浴びせる他、次々にクロスをゴール前に入れて、ユベントスDF陣を慌てさせる。
劣勢のユベントスは、マンジュキッチを下げてベンタンクールをピッチに送り込み、より守りを意識した戦いを展開。躍動するホームチームの攻撃に対し、堅固な守備ブロックを形成して、最後のところではね返し続ける。
しかし82分、CKの連続のなかで、A・サンドロの腕にボールが当たり、VARによってナポリにPKが与えられる。ついに同点かと思われたが、インシーニェのシュートは左ポストを叩いてしまった。
絶好のチャンスを逸したナポリには、5分間のアディショナルタイムでも次の得点機は訪れず、ホーム初黒星を喫した。一方、耐え切ったユベントスは、ライバルとの勝点差を16に。リーグ8連覇がさらに近づいてきた。