前半は「今季でも1番、2番に悪いゲーム」
2月24日(現地時間)、ブンデスリーガ第23節で、長谷部誠が所属するフランクフルトは、アウェーでハノーファーと対戦した。
木曜日に行なわれたヨーロッパリーグのシャフタール・ドネツク戦から中2日の過密日程ということもあり、前半は相手に押し込まれる時間もだいぶあった。だが50分にレビッチがゴールを挙げると、そこからはゲームをコントロール。終わってみれば、3-0で危なげなく勝利した。
この日、長谷部はダブルボランチの一角でフル出場。「前半は本当に、今シーズンでも1番、2番に悪いゲームをしたんじゃないのかなって感覚があった。連戦の影響で、チームとしても個人としても、身体も頭もちょっと重いなって感覚が、やっててもあった」と振り返るように、チームとしてなかなか良いかたちを作れなかった。
木曜日に行なわれたヨーロッパリーグのシャフタール・ドネツク戦から中2日の過密日程ということもあり、前半は相手に押し込まれる時間もだいぶあった。だが50分にレビッチがゴールを挙げると、そこからはゲームをコントロール。終わってみれば、3-0で危なげなく勝利した。
この日、長谷部はダブルボランチの一角でフル出場。「前半は本当に、今シーズンでも1番、2番に悪いゲームをしたんじゃないのかなって感覚があった。連戦の影響で、チームとしても個人としても、身体も頭もちょっと重いなって感覚が、やっててもあった」と振り返るように、チームとしてなかなか良いかたちを作れなかった。
全体的に動きがないため、パスも繋げず、不用意なクリアボールを相手に拾われるシーンが続いてしまう。長谷部自身も、落ち着いてボールに絡むことがなかなかできないでいた。
それが後半、一気に流れを変えて3点奪取。「監督に、ハーフタイムに喝を入れられた」と明かした長谷部だが、それ以外にピッチ上でどんな変化があったのかを、次のように分析した。
「正直、相手が崩れたっていうのも、ちょっとあると思う。ディフェンスラインとか、ルーズになってきてると感じていた。あとは、自分たちは前半、ロングボールが多すぎたけど、後半はもっとサッカーをしようっていう話をして、自分も後ろで、できるだけボール触りながら、組み立てながらっていうのを考えながらやった」
その言葉通り、後半は長谷部のところでボールが落ち着くシーンが増え、ゲームをコントロールすることができたのが大きい。守備でも、相手の攻撃を冷静に読み取り、最適なタイミングでボールを奪取していくなど、さすがの存在感を示した。
怪我人の影響による、2試合連続のボランチでのプレーについては、「4~5か月(ボランチで)やってなかったので、まだまだ良い時の状態ではないなって感じはある」と反省を口にする。
しかし、「結構、身体にはくるけど、無駄な走りはしないようにっていうのは考えながら、プレーしている」と、試合のなかでこまめに立ち位置を調整しながら、最適なポジショニングを取っていた。
今後もボランチでの起用が続くのか、またリベロに戻るのかは分からないが、いずれにしても、ここからさらに上位進出を図るため、長谷部の存在がフランクフルトに欠かせないのは間違いない。