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開始2分で数的優位のデュッセルドルフが終盤に逆転! 宇佐美は4試合ぶりに出場、久保は連続スタメン

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年02月24日

久保は前半で交代、宇佐美は79分から登場

逆転の場面に絡んだ宇佐美(左)は、ここから出場時間を伸ばしていけるか。久保(右)は前節に比べれば、攻撃面で良さは見せたが……。宇佐美の写真はDFBカップのシャルケ戦。 (C) Getty Images

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 2月23日(現地時間)、ブンデスリーガ第23節が行なわれ、デュッセルドルフは2-1でニュルンベルクを下した。

 12位(前節終了時点)のデュッセルドルフが、最下位ながら前節は首位ドルトムント相手の勝点1をショマーズ新監督にプレゼントしたニュルンベルクをホームに迎えた一戦。3試合出場なしの宇佐美貴史は直近2試合でメンバー外だったが、今節はベンチ入りを果たし、久保裕也は新体制になってから2戦連続でスタメンに名を連ねた。

 試合は開始2分で大きな動きを見せる。ニュルンベルクのペレイラがギーセルマンに手を出したとして、VARによって一発退場を宣告されたのだ。アウェーチームは2節前のハノーファー戦同様、早い時間で数的不利を強いられ、さらに攻撃のキーマンを失ってしまった。

 いきなり苦境に立たされたニュルンベルクだが、先にチャンスを作る。起点となったのは2列目左サイドに入った久保で、ドリブルでの仕掛けからCKを獲得。これをニアに走り込んだズレラークが頭で合わせて惜しいファーストシュートを放った。

 しかし、デュッセルドルフは数的優位を活かしてボールを支配し、13分のギーセルマンの強烈なダイレクトシュートに始まり、25分にはFKからアイハンが決定的なヘディングシュート、さらに30分にルケバキオがカットインからフィニッシュまで持ち込むが、前節でも好守を連発したGKマテニアが好反応でこれらを防ぐ。

 守勢を強いられるニュルンベルク。しかし、ゴール前を固めた際にはデュッセルドルフの攻撃にしっかり対応し、クロスやラストパスをはね返していく。

 そして41分、攻撃に転じたアウェーチームは、相手DFのクリアをレーベンがトラップし、ボールの落ち際を素早く叩いてゴール左隅に突き刺す。まさに、一瞬の隙を突くかたちでリードを奪った。

 久保は途中から中央に入り、ボールをキープしたり、展開したり、縦パスを出したりと、良さを見せたものの、反面、幾度か悪いかたちでボールを奪われてカウンターに繋げられ、ピンチの要因ともなってしまう。そして後半開始時、ピッチに彼の姿はなく、代わりにミシジャンが登場した。

 後半、ホームチームは最初にチャンスを作り、48分にコブナツキが惜しいシュートをマテニアに浴びせる。その後も攻勢を維持し、敵陣で試合を進めていくが、ゴール前では攻撃のアイデアや意外性を欠き、ニュルンベルクの守備網を突破できない。

 攻め手を欠くデュッセルドルフは62分、カラマンとコブナツキを下げ、ドゥクシュとヘニングスというFW2人を同時投入する。

 その直後、思わぬかたちでスコアが動く。ルケバキオが入れたクロスにニュルンベルクのCBエベルトンが反応。彼の頭を経由したボールはマテニアの頭上を越え、ポストを叩きながらゴールラインを越えていった。

 相手のオウンゴールで追いついたデュッセルドルフはここから活気づき、さらに攻勢を強める。しかしニュルンベルクも守りっぱなしではなく、攻撃ではミシジャンがキープ力を活かしてFKを獲得するなど、反撃の意思を示す。

 73分、デュッセルドルフは敵陣でのボール奪取からのカウンターで、ラマンのクロスをルケバキオがジャンピングボレーで合わせるが、マテニアの牙城を崩せず。攻め続けるもはね返され続けるホームチームは79分、ラマンに代えて宇佐美を4試合ぶりに起用する。

 そして83分、宇佐美も絡んだプレーから得た左サイドでのFKで、ニアのアイハンが頭で合わせてゴールネットを揺らし、ついにデュッセルドルフは逆転に成功した。

 耐え切れなかったニュルンベルクは、同点を狙って86分にヴァレンティーニが惜しいミドルを放つもクロスバーを越える。4分間のアディショナルタイムでもゴールはならず、これで17試合連続未勝利……降格圏の争いにおいて、さらに厳しい状況に立たされることとなった。

 一方、デュッセルドルフは苦労しながらも、勝点3という最大の収穫を得た。宇佐美は出場時間が短く、守備に奔走もしたが、85分にドリブルからエリアに侵入してフィニッシュまで持ち込むという印象的なプレーも見せた。

 次節、デュッセルドルフは敵地でシャルケと、ニュルンベルクはホームでRBライプツィヒと、それぞれ3月2日に対戦する。
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