梅崎司が那須大亮とのマッチアップで再認識したこととは?
2018年8月19日の湘南ベルマーレ対ヴィッセル神戸戦は、初めて関東地方の公式戦に登場するMFアンドレス・イニエスタが最大の注目を集め、超満員のBMWスタジアム平塚で、その期待に応えるようなパフォーマンスを披露した。
ホームで1-2と敗れてしまった湘南は神戸の倍以上となるシュート16本(神戸は7本)を放って攻めたもののゴールできず、結果的にイニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、さらにJ初ゴールを決めた郷家友太らの引き立て役になってしまった。
そんななか、試合終盤、小さなドラマが起きていた。
湘南が0-1とリードを許すなか、69分、梅崎司が秋野央樹と代わってピッチに立った。その後1点を追加されて、選手交代もあり、湘南の背番号7は右サイドから左サイドへとポジションを移す。
80分、神戸はJデビュー戦とあって体力を消耗したアフメド・ヤセルがベンチに退き、那須大亮が交代出場する。そこで実現したのが、梅崎対那須という2013年から17年までの5シーズンにわたって浦和のチームメイトだった二人のマッチアップだった。
「サイドに入ったら、ウメがいたので、『お、懐かしいな』って思いながら、嬉しかったです」
那須も一段と気合いが入った。
そして梅崎はタッチライン際や少し中央で、ボールを受ける位置に変化をつけて、積極的に縦へドリブルで仕掛けていった。
だが湘南はゴールを奪えず……。ネットを揺らすことはできなかった。
久々の対決に那須も「ウメの特長は分かっていました。ドリブルで仕掛けてきて、縦に来ることも。だから、変に危ないコースにクロスを上げさせないようにと思って、そこを意識して対応していました」と語っていた。
後日その話題を振ると、梅崎も「面白かったですね」と言った。
ただ、彼にとって、あの那須とのマッチアップはシーズン中のちょっとした分岐点になったというのだ。
「実は、あそこでドリブルの重要性を再認識させてもらいました」
シーズン序盤は軽いケガもあったが、ロシア・ワールドカップによる中断前から先発での出場が徐々に増えた。ただ、中断明けも連戦の中で中心的存在を担っていたが、まだ「絶対的」と言えるほどの存在にはなりきれずにいた。
ホームで1-2と敗れてしまった湘南は神戸の倍以上となるシュート16本(神戸は7本)を放って攻めたもののゴールできず、結果的にイニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、さらにJ初ゴールを決めた郷家友太らの引き立て役になってしまった。
そんななか、試合終盤、小さなドラマが起きていた。
湘南が0-1とリードを許すなか、69分、梅崎司が秋野央樹と代わってピッチに立った。その後1点を追加されて、選手交代もあり、湘南の背番号7は右サイドから左サイドへとポジションを移す。
80分、神戸はJデビュー戦とあって体力を消耗したアフメド・ヤセルがベンチに退き、那須大亮が交代出場する。そこで実現したのが、梅崎対那須という2013年から17年までの5シーズンにわたって浦和のチームメイトだった二人のマッチアップだった。
「サイドに入ったら、ウメがいたので、『お、懐かしいな』って思いながら、嬉しかったです」
那須も一段と気合いが入った。
そして梅崎はタッチライン際や少し中央で、ボールを受ける位置に変化をつけて、積極的に縦へドリブルで仕掛けていった。
だが湘南はゴールを奪えず……。ネットを揺らすことはできなかった。
久々の対決に那須も「ウメの特長は分かっていました。ドリブルで仕掛けてきて、縦に来ることも。だから、変に危ないコースにクロスを上げさせないようにと思って、そこを意識して対応していました」と語っていた。
後日その話題を振ると、梅崎も「面白かったですね」と言った。
ただ、彼にとって、あの那須とのマッチアップはシーズン中のちょっとした分岐点になったというのだ。
「実は、あそこでドリブルの重要性を再認識させてもらいました」
シーズン序盤は軽いケガもあったが、ロシア・ワールドカップによる中断前から先発での出場が徐々に増えた。ただ、中断明けも連戦の中で中心的存在を担っていたが、まだ「絶対的」と言えるほどの存在にはなりきれずにいた。
「どちらかというと、それまではクロスのためのドリブルをしていました。中でいかにして合わせるか。タイミングを合わせようと。
ただ、チームとしての課題でもあったけれど、それだけではダメだと感じていました。いかに深く相手の嫌がるところへえぐっていけるか。という、ところが大切だと、すごく痛感したんです」
ただ、チームとしての課題でもあったけれど、それだけではダメだと感じていました。いかに深く相手の嫌がるところへえぐっていけるか。という、ところが大切だと、すごく痛感したんです」