現地時間１月14日、ヴィッセル神戸に所属するアンドレス・イニエスタが、自身のインスタグラムに元スペイン代表MFサンティ・カソルラ（ビジャレアル）との２ショット写真を投稿し、ファンの間で話題になっている。

「一緒にプレーした中で最高の選手はイニエスタだね」

　かねてからこう公言していたカソルラが、その自身が思うベストプレーヤーとの２ショットを実現させたのは、スペインのサッカー専門誌『PANENKA』が主催する“パネンカ賞”をともに受賞する機会に恵まれたから。

　イニエスタは、ワールドカップ決勝でウイニングゴールを決めるなど、これまでの功績を讃えられての受賞であり、カソルラは生命を脅かすほどの感染症から見事なカムバックを果たしたことが、その理由だった。
 

　イニエスタは受賞の際、「サンティがまだプレーを続けられていることが本当に嬉しい。大事なのは希望を捨てないこと。サンティはその良い例だよ」とコメントしていたが、彼は離脱時のカソルラを陰で支えたひとりでもあった。

　カソルラは以前、「復帰までの２年間、毎日メッセージを送ってくれた選手が３人いた」と語っており、そのひとりがイニエスタだった（あとのふたりはダビド・シルバとダビド・ビジャ）。

　感動の再会を果たしたふたりの２ショット写真には、ファンもすぐさま反応。「偉大な男たち」「ふたりの創造主」「グランデス！」「ラ・ロハ（スペイン代表の愛称）の黄金期を支えたふたり」と、多数のコメントが寄せられている。

　ともに1984年生まれの34歳。カソルラがラ・リーガ復帰を果たした昨夏のタイミングで、イニエスタはバルセロナを退団し、Jリーグに活躍の場を移した。同じピッチに立つ機会はもはやないかもしれないが、スペイン屈指の技巧派MFとして知られるふたりは、その華麗なテクニックで今後も世界中のサッカーファンを楽しませてくれるはずだ。