1年の時に知り合い意気投合
[高校選手権・準々決勝]尚志1-0帝京長岡/1月5日/等々力
小気味いいパスサッカーで快進撃を続けてきた帝京長岡だが、新潟県勢初のベスト4進出の夢は絶たれた。
完全にボールを支配し、尚志を5本も上回る13本のシュートを放ったものの、最後までゴールが遠かった。
ここまで4ゴールを挙げていたエースの晴山岬(2年)も不発。何度か決定機を迎えたものの、シュートを枠に収められず、「少し力が入ってしまった。負けたのは、チャンスに決められなかった自分の責任」と唇を噛んだ。
実は、U-17日本代表に選出されている尚志のエース染野唯月とは仲が良いという。1年の時に福島で行なわれた大会で知り合い、意気投合した。
対戦が決まった1月3日にも、「明後日はいい試合をしよう」「負けないよ」とLINEで連絡を取り合った。
その染野は、帝京長岡のミスを突いて決勝ゴールを奪取。「さすがだと思う。ああいう場面で決められないと、代表には入れない」と、晴山は友を称えた。
試合終了後、染野に「さすがエース」と声を掛けると、「全然ダメだった。お前のほうがよかったよ」と返ってきたという。
「結果を残したのはあいつなので……。負けていられないなと思いました」
ふたりの明暗はくっきりと分かれた。ただ、お互いにまだ2年生。対戦する機会は、まだ残されている。
取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
小気味いいパスサッカーで快進撃を続けてきた帝京長岡だが、新潟県勢初のベスト4進出の夢は絶たれた。
完全にボールを支配し、尚志を5本も上回る13本のシュートを放ったものの、最後までゴールが遠かった。
ここまで4ゴールを挙げていたエースの晴山岬(2年)も不発。何度か決定機を迎えたものの、シュートを枠に収められず、「少し力が入ってしまった。負けたのは、チャンスに決められなかった自分の責任」と唇を噛んだ。
実は、U-17日本代表に選出されている尚志のエース染野唯月とは仲が良いという。1年の時に福島で行なわれた大会で知り合い、意気投合した。
対戦が決まった1月3日にも、「明後日はいい試合をしよう」「負けないよ」とLINEで連絡を取り合った。
その染野は、帝京長岡のミスを突いて決勝ゴールを奪取。「さすがだと思う。ああいう場面で決められないと、代表には入れない」と、晴山は友を称えた。
試合終了後、染野に「さすがエース」と声を掛けると、「全然ダメだった。お前のほうがよかったよ」と返ってきたという。
「結果を残したのはあいつなので……。負けていられないなと思いました」
ふたりの明暗はくっきりと分かれた。ただ、お互いにまだ2年生。対戦する機会は、まだ残されている。
取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)