【選手権】県予選では“出番なし”だった米子北の超逸材MFが躍動!

カテゴリ:高校・ユース・その他

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年01月01日

背番号は7番から27番になったが…。

後半15分に惜しいボレーシュートを放つ佐野。攻守でチームを牽引した。写真:茂木あきら

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[選手権1回戦]国士館0-1米子北/12月31日/駒沢
 
 頼もしい男が帰ってきた。
 
 国士館を1-0で下した米子北の中盤で、特大のプレゼンスを発揮した佐野海舟(3年)
だ。
 
 鋭い読みとフィジカルの強さを活かした守備でピンチの芽を摘めば、正確無比のミドルパスで攻撃の起点に。後半15分には、こぼれ球を胸トラップして右足を一閃。相手GKに惜しくもセーブされたとはいえ、本人が「入ったと思った」というほど際どいボレーシュートを放った。
 
 実は、チーム事情により、県大会では一度もピッチに立つことなく、公式戦は約4か月ぶり。インタ―ハイでは7番だった背番号は27番に変わり、ずいぶん重たくなった。
 
 だが、「コンディションに不安はなかった」と語った通り、攻守に渡って本領を発揮。最後まで運動力が落ちることはなく、国士館の選手たちに「カイシュウ、ハンパない」と言わしめた。
 
 試合終了のホイッスルが鳴ると、泣きじゃくる国士館のキャプテン長谷川翔(3年)
に声を掛けた佐野。「僕もキャプテンを経験した時期があるので、背負っているものの重みがわかる」と気遣った。

 まだ公式発表はされていないものの、卒業後はJリーグ入りが内定している。大会屈指の超逸材MFが、1年前に準々決勝で前橋育英に敗れた駒沢陸上競技場のピッチで、心身ともに成長した姿を見せた。

【選手権PHOTO】国士舘0-1 米子北|粘り強い守備!チームのスタイルを貫いた米子北が2回戦進出!


取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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