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明暗を分けたイングランド勢とイタリア勢、香川選外のドルトムントは2季ぶり首位通過 etc.【CL】

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月12日

インテル、ナポリともに「あと1点」に泣く

左からトッテナム(ケイン)、インテル(イカルディ)、リバプール(クロップ監督とサラー)、ナポリ(メルテンス)。この夜は、イングランド勢とイタリア勢の明暗が分かれた。 (C) Getty Images

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 12月11日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ最終節で、グループA~Dの8試合が行なわれた。
 
 前節終了時点で勝ち抜け2チーム、およびヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメントへ移行する3位が確定していたのはグループA。唯一の興味は、アトレティコ・マドリーとドルトムントの首位争いだったが、前半戦をリードしてきた後者が、逆転でこれを制している。
 
 香川真司が今回もメンバー外となったドルトムントは、幾らか主力を温存して最下位確定のモナコのホームに乗り込んだが、序盤でゲレイロが先制ゴールを挙げてペースを掴むと、彼が終了間際にもネットを揺らし、勝点3を加えた。対するモナコはこれで、CLでの1連続未勝利を14に伸ばしている。
 
 一方、A・マドリーはクラブ・ブルージュとアウェーで対戦。ボールポゼッションで上回りながら、トーマス、グリエーズマン、コケらが惜しいシュートを放つも得点には至らない。前節でドルトムントと引き分けたC・ブルージュは、自らも決定機を作りながら、最後まで強敵にゴールを割らせなかった。
 
 ドルトムントが首位でグループステージ突破を果たすのは、2シーズンぶりのことである。
 
 グループDも最終節を前に、ポルトの首位、シャルケの2位が確定しており、こちらはEL出場権(3位)をガラタサライとロコモティフ・モスクワのどちらが奪うかが注目されていた。勝点1でライバルを上回るガラタサライは、ポルトとホームで対戦。長友佑都が前節に続いてフル出場を果たした一戦では常に先行を許し、粘った末に2-3で敗れている。
 
 一方、L・モスクワはシャルケ相手にスコアレスの状態を保ったものの、後半アディショナルタイムに失点を喫して敗北。もっとも、このまま守り切ってガラタサライと勝点で並んでも、直接対決での成績は総得点数で下回っており、いずれにせよ3位浮上は不可能だった。
 
 これら2グループとは異なり、決勝T出場枠を懸けた戦いということで盛り上がったのが、B、Cだ。前者はバルセロナが4節終了時点で突破一番乗りを果たしていたが、2位の座を争うインテルとトッテナムは同勝点で最終節を迎えた。
 
 直接対決の成績ではトッテナムが上回るも、こちらが敵地でのバルサ戦であるのに対し、インテルはホームで最下位のPSVが相手と、状況的には後者の方が有利ではないかと見られていた。
 
 インテルは序盤にペリシッチのヘディングシュートが左ポストを叩くなど決定機を先に作るも、DFのミスで左サイドを崩されて失点。その後もチャンスを量産し、エースのイカルディがGKと1対1を迎えたりもしたが、なかなかゴールを奪えず、ようやくイカルディのヘッドでゴール左隅を破ったのは73分になってからだった。
 
 このまま1-1で終了。勝点3を逃したインテルにもたらされたのは、序盤にデンベレの高速ドリブルからのゴールを許してバルサに先制されるも、85分にケインのクロスからルーカスがダイレクトで決めたトッテナムがドローに持ち込んだという報だった。
 
 このグループB以上の混戦模様だったのがC。節ごとに目まぐるしく順位が入れ替わっていた最激戦区は、まず、前節で2位につけていたパリ・サンジェルマンが、唯一勝ち抜けの可能性がなくなっていたレッドスターとのアウェーマッチで、ゴールショーを見せて4-1の勝利を飾り、突破を果たした。
 
 そしてもう1試合、3位のリバプールが勝点3差の首位ナポリを迎えた一戦、ともにチャンスを作りながら迎えた34分、サラーがペナルティーエリア内でボールを受けると、瞬間的なスピードでクリバリを置き去りにし、角度のない位置からGKオスピナの股間を抜くシュートをゴール左隅に突き刺して先制点を奪う。
 
 その後も互いが攻め合う展開となったものの、リバプールはナポリに多くの決定機を作らせず、逆に追加点のチャンスを多く迎えながら試合終了。同勝点となった両チームは、直接対決の成績でも並び、得失点差で上回ったリバプールが、アンフィールドの大観衆と喜びを分かち合った。
 
 生き残ったリバプールと、首位から3位に転落したナポリ……。グループB同様、「あと1点」をめぐってイングランド勢とイタリア勢の明暗がくっきりと分かれる結果となった。
 
 11日の試合結果、得点者、最終結果は次頁の通り。残りのグループD~Hの最終節8試合は、本日12月12日に行なわれる。
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