【広島】現役最後のホーム戦での26分間、森﨑和幸がプレーで教えてくれた大切なこと

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2018年11月25日

48回のタッチ数でパス成功率は97.8%

97.8%のパス成功率を叩き出した森﨑は、チームの攻撃を牽引した。写真:徳原隆元

画像を見る

「彼が入ってからゲームの様相が変わった」
 
 1-2で名古屋に敗れたホーム最終戦後、広島の城福浩監督は64分から途中出場した森﨑和幸をそう言って称賛した。
 
 指揮官の言葉通り、背番号8がピッチに立ってから、広島はほとんどの時間帯を相手陣地でポゼッションして攻め続けた。その中心にいたのはボランチの森﨑であり、低い位置から少ないタッチでビルドアップしながら、正確なロングフィードを通すスキルの高さも見せた。
 
 その能力の高さは、数字でも窺える。データサイト『Opta』によると、森﨑は26分のプレータイムのなか、48回のタッチ数でパス成功率は97.8%。ちなみに、彼と交代したトップ下の川辺駿は、64分のプレータイムのなか、35回のタッチ数でパス成功率は79.2%だった。
 森﨑が見せたプレーの意味は大きい。なぜなら広島は現在、「このチームが完全にシフトしたわけではないけれども、少し足もとでつなぐこともトライするゲームを志向している」(城福監督)真っ最中だが、名古屋戦で6連敗と結果が出ていないからだ。そんななかで、クラブのレジェンドが見せた26分のプレーのなかには、ポゼッションへチャレンジするうえでのヒントが凝縮されていた。
 
 それはなんだったのか。まずは、森﨑のプレーから選手たちが感じたことを一挙に紹介する。
 
「ゲームの読む力だったり、落ち着かせられるところだったり、こういう攻め方をするんだっていうのを、言葉ももちろんですけど、プレーで示してくれるのはカズさんぐらいしかいない。改めてそういうところは凄かった」(青山敏弘)
 
「自然とカズさんにボールが集まっていたし、そういうリズムができていた」(林卓人)
 
「やることが分かりやすくなった。チームに対するメッセージをプレーで発してくれる。そういうのはレベルの違う選手だなと思う」(稲垣祥)

「落ち着きだったり、メッセージのあるパスが出せるので、そういうのはみんなが感じていたと思う」(野上結貴)
 
「カズさんがクオリティのある選手というのは、今日の試合中にも発揮していた。パス一本の質で全然周りの人と違うなと思うくらい。そういうのは、もっと見習うべきだと思う」(川辺駿)
【関連記事】
【感動を呼ぶ一枚】現役最後のホーム戦で森﨑和幸が「ウルっときた」光景
【J1採点&寸評】広島1-2名古屋|同点弾のジョーがMOM!敵将も舌を巻くほど無双していた
泣くことすらできない病… 森﨑浩司の凄絶なサッカー人生に恩師ミシャはどう寄り添ったのか?
広島の"レジェンド"森﨑和幸が現役引退を発表「何度も這い上がってこられたのは、サポーターが常にそばにいてくれたから」
森﨑浩司が兄・和幸に送った最大の賛辞――「お前には全然追いつけなかった。昔も今も最高の選手は…」|引退セレモニー全文

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いよいよ五輪開幕!
    7月10日発売
    パリ五輪特集
    U-23&なでしこ
    日本代表 選手名鑑
    男女出場28か国ガイド付き
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏のマーケットを読み解く!
    7月4日発売
    SUMMER TRANSFER 2024
    夏の移籍市場
    徹底攻略ガイド
    注目銘柄を総チェック
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ