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【選手権予選】エース西川が別格の出来! 桐光、神村、総附など新たに6校が出場を決めた日曜日の結果を詳報!

カテゴリ:高校・ユース・その他

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年11月11日

鹿児島決勝は10ゴールが乱れ飛ぶ激戦に

神奈川決勝で千両役者ぶりを発揮したのが、桐光学園のエース西川だ。1G1Aでチームの快勝に多大な貢献を果たした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 全国的に好天に恵まれた11月11日の日曜日、第97回全国高校サッカー選手権大会は各地域で予選がクライマックスを迎え、新たに6つの出場校が決まった。

 U-16日本代表のエース西川を擁する桐光学園は、神奈川決勝で三浦学苑と激突。前者がインターハイ準優勝、後者が同ベスト8と全国の覇権をも狙える強豪同士の一戦は、序盤から質の高い攻防戦が繰り広げられた。桐光学園は西川を、三浦学苑はウォー・モハメッドを急先鋒に鋭いカウンターの応酬となる。

 そんななか、異彩を放ったのが西川だ。前半25分、スピーディーなドリブルでDF3人を手玉に取り、自慢の左足で正確にゴールを射抜いた。エースのゴラッソで桐光学園がリードを奪う。さらにスカイブルーの精鋭は33分にも敷野の左足ボレーで加点。フィニッシュ精度の高さを見せつけた。

 後半は三浦学苑の攻勢に対してディフェンス陣が冷静に対応し、効果的な速攻を繰り出すなど試合巧者ぶりを示した桐光学園。後半31分、西川のドリブル&パスから阿部が3点目を奪い、これで勝負あり。本大会の優勝候補が昨年度予選敗退の雪辱を果たし、神奈川県193校の頂点に立った。

 
 鹿児島城西と神村学園の両名門が鎬を削った鹿児島決勝は、史上稀に見る激しい撃ち合いとなった。前半11分に鹿児島城西が均衡を破ると、その3分後に神村学園が追いつき、20分にあっさり逆転に成功。だが、鹿児島城西も譲らない。31分、33分に連続ゴールを奪って再逆転を決め込むのだ。

 前半だけで5ゴールが飛び交った乱戦は、後半も止まらない。開始早々に神村学園の和田が蹴り込んでみたびスコアをタイに戻すと、同9分にCKから島田のヘディング弾を決めてまたしても逆転! まったく先が読めない壮絶戦。ここからラッシュを掛けたのが神村学園だ。後半35分、新田のゴールで突き放し、さらにその後2点を奪って豪快に寄り切ったのである。7-3という想定外のスコアで、神村学園が凱歌を上げた。

 3年連続出場を決めたのが、小嶺監督率いる長崎総科大附だ。長崎決勝で長崎南山と対峙。前半20分に鈴木冬が左足の狙い澄ましたシュートでゴールをこじ開け、後半5分に千葉が2点目を奪う。総合力の差を見せつけながら時間を費やし、後半21分の篠田のゴールで優勝を決定付けた。
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