バルセロナは11月６日のチャンピオンズ・リーグ（CL）で、インテルと敵地で対戦する。最大の注目は、ミラノ遠征に帯同したリオネル・メッシが出場するかどうかだ。

　メッシは10月20日のセビージャ戦で右腕を骨折。全治３週間と診断され、当初は11月のインターナショナルウィーク後に復帰すると見られていた。だが、メッシは先週半ばからチーム練習に復帰。ラ・リーガの前節（11節のラージョ・バジェカーノ戦）は欠場したが、インテル戦の招集メンバーリストには名を連ねた。
 

　ただし、メッシがサン・シーロのピッチに立つかどうかはまだ分からない。『ESPN』によると、バルサのエルネスト・バルベルデ監督は試合前日会見で、「おそらく起用できる状態にはあるが、練習が終わるのを待たなければいけない」と述べるにとどまった。

「プレーや動きの点では良い状態だ。だが、待たなければいけない。もちろん、我々はできるだけ早く彼が戻ることを必要としている。彼がいれば、いつだってさらに良くなるものだからね」

「いまは３～４つの可能性を検討している。先発出場とか、あるいは途中出場とか。たしかなのは、我々がリスクを冒すことは絶対にないということだ」

　CLで開幕から３連勝中のバルサは、このアウェーのインテル戦に勝利すれば、グループ首位通過が決まる。それでもバルベルデ監督は、「この順位で第４節を迎えられたのは本当に良いこと」としたうえで、「あまり先走りはしたくない」と慎重な姿勢を貫いた。

「しっかりと試合への準備をしなければいけない。もちろん、勝ちたいと思っている。まだグループステージ突破を決めたわけではないのだからね」

　インテルは５日、バルセロナ戦のチケット売上が580万ユーロ（約７億5000万円）を超え、イタリア・サッカー史上最高額になると明かした。大勢の観客が駆けつけ、熱気ムンムンとなること間違いなしの一戦で、メッシはピッチに立つのだろうか。