「3-1で勝つ」のが"琉球スタイル"!J3最速優勝を果たした攻撃サッカーでJ2に殴り込み

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年11月05日

"95年組"をはじめとする若手が台頭。ベテランとの融合もスムーズに

30節の群馬戦でも4得点。この攻撃力こそが、琉球の魅力だ。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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 2003年に沖縄の地で産声を上げたFC琉球が15年の歳月を経て来シーズンのJ2昇格を決めた。
 
 16年に就任した金鍾成監督が掲げる「3-1で勝つサッカー」は得点を奪うためにリスク覚悟で向かう超攻撃的サッカーを意味し、J2昇格とJ3優勝を決めた30節の群馬戦では得点ランキング上位に顔を出す富樫佑太、中川風希などのゴールで4-2の快勝。「目指してきたサッカーが表現できた試合だった」と、試合後の監督会見で金監督は安堵の表情を浮かべた。
 
 Tシャツにチームのロゴをプリントしただけのユニホームを着て県3部リーグからスタートしたチームは11年の時間を費やし、14年に初めてJの舞台に足を踏み入れた。J3リーグ初年度と翌15年は9位に終わり、毎年のように選手の大量入れ替えが続いたなか、当時FC琉球のジュニアユースチームの監督を務めていた金監督に白羽の矢を立て、16年から現体制が発足した。
 
 金監督は、それまで元日本代表FWの我那覇和樹や中山悟志といった実績のある選手を軸に戦ってきたチームを若手主体に転換。指揮官が志向するスタイルに対し、選手たちがスポンジのように吸収率を高めていきながら、攻撃のパターンについても選手自らで考えるよう求めた。そして朝鮮大学校の師弟関係でもあるGK朴一圭を今シーズンの主将に任命し、強い結束力をチームにもたらした。
 
「昇格できるかできないかによって、これまでの3年間が成功なのか失敗なのかがはっきりするシーズンになると思います」

 今年の新体制会見でそう述べた金監督は在籍4年目の富樫、2年目の中川に加え、和田凌、徳元悠平、金成純といった大卒プレーヤーを積極的に起用。彼らは同じ年代に生まれた95年組で、同い年だからこそ練習中は自分たちを高めるために遠慮なく言い合いをし、プライベートでは95年会を作って励まし合ってきた。また主将の朴一圭や富所悠、枝本雄一郎、播戸竜二ら経験値豊かな選手がチームを締めることで若手との融合が上手く噛み合う形となった。
 
「在籍の長い富樫がリードするなか、95年組の相乗効果はあったと思います。彼らがこれからどう成長していくかによって、うちのチームの軸になり得る存在となることでしょう。今は枝本や富所に頼るところが僕自身にもあり、そういったところを95年組の選手が担えれば、また違うチームに変化していくと思います」(金監督)
 

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