「伝説のCB」がミランに復帰? レオナルドの交渉力がやはり鍵か

カテゴリ:移籍情報

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年11月02日

新戦力のカルダーラが怪我を繰り返し…。

3年半所属したミランで世界最高のCBに伸し上がったT・シウバ。(C)Getty Images

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 延期となっていた開幕節のジェノア戦を2-1でモノにし(10月31日)、チャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位に浮上したミランが、冬のメルカートでCBの補強を考えているようだ。
 
 問題となっているのが、今夏にレオナルド・ボヌッチとのトレードでユベントスから獲得した新戦力マッティア・カルダーラだ。筋肉系の故障で出遅れ、さらに10月下旬にはふくらはぎを負傷。全治3か月と伝えられており、復帰後もコンディションを取り戻すのにそれなりの時間がかかるだろう。
 
 ミランのCBはここまで、アレッシオ・ロマニョーリとマテオ・ムサッキオがレギュラーを務めているが、カルダーラを除くとバックアッパーは、相変わらずポカが多く信頼できないクリスティアン・サパタと、過去のセリエA出場歴が9試合と経験不足なステファン・シミッチだけ。不安が否めない。
 
 そこで強化担当者のレオナルドは、1月の移籍市場でCBの獲得を検討しているという。『コリエレ・デッロ・スポルト』や『メディアセット』などイタリア・メディアが伝えている。
 
 候補者にはダニエレ・ルガーニやメディ・ベナティア(いずれもユベントス)、ステファン・サビッチ(A・マドリー)、アンドレアス・クリステンセン(チェルシー)、ロドリゴ・カイオ(サンパウロ)などが挙がっているが、とくに注目なのがOBのチアゴ・シウバ(パリSG)だ。
 
 2009年1月にフルミネンセからミランに加入したT・シウバは、09-10シーズンからレギュラーに定着し、10-11シーズンには38試合で24失点という堅守を築いてセリエA優勝に貢献。瞬く間に世界最高のCBに伸し上がった、ミランでは伝説的なプレーヤーだ。
 
 しかし12年夏、ズタラン・イブラヒモビッチとともにパリSGに移籍。ただこれは、ミランの赤字補填のための退団であり、本人はその後もミラネッロ(ミランの練習場)を何度も訪れ、一時は復帰を匂わせる発言もしていた。
 
 すでに34歳ながら先のロシアW杯でもハイパフォーマンスを披露し、若手の突き上げもあるパリSGでも定位置を確保するなど、いまだ世界屈指の実力を誇るT・シウバが復帰となれば、もちろんミランにとっては大きな補強。ただ、現地メディアは現在1200万ユ―ロ(約15億6000万円)という年俸がネックになると見ている。
 
 そこでキーマンになりそうなのが、レオナルドだ。T・シウバがミランとパリSGに加入した当時の両クラブの強化担当者であり、同胞ということもあり以前から繋がりが深い。今夏はユーベからゴンサロ・イグアインを引き抜き、10月には熾烈な争奪戦になったフラメンゴの逸材ルーカス・パケタの獲得を内定させるなど(加入は来年1月)、困難なディールを次々と成立させてきた敏腕ディレクターの交渉力に再び注目が集まる。
 
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