決勝進出を決定づけるゴールを決めたセルジーニョ
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は10月24日、鹿島アントラーズと水原三星(韓国)の準決勝第2戦が、韓国の水原ワールドカップスタジアムで行なわれた。
内田篤人や遠藤康らを怪我で欠いた鹿島は、25分に先制するも、後半開始早々に2点を失う。
念願の決勝進出を果たすためには最低でも引き分け以上が必要な鹿島は、粘り強い攻めで2点を取り返し、この試合を3-3で締め括った。そしてトータルスコア6-5で水原三星を上回り、決勝進出を決めている。
スペイン紙『AS』はこの試合で、鹿島の決勝進出を決定づける3点目を決めたセルジーニョに注目し、「ジーコのプロデュースで加入したブラジル人サッカー選手は、鹿島の新たな歴史をつくる“カギ”だ」と絶賛した。
内田篤人や遠藤康らを怪我で欠いた鹿島は、25分に先制するも、後半開始早々に2点を失う。
念願の決勝進出を果たすためには最低でも引き分け以上が必要な鹿島は、粘り強い攻めで2点を取り返し、この試合を3-3で締め括った。そしてトータルスコア6-5で水原三星を上回り、決勝進出を決めている。
スペイン紙『AS』はこの試合で、鹿島の決勝進出を決定づける3点目を決めたセルジーニョに注目し、「ジーコのプロデュースで加入したブラジル人サッカー選手は、鹿島の新たな歴史をつくる“カギ”だ」と絶賛した。
「2016年にレアル・マドリーと激しい試合を繰り広げた鹿島アントラーズは、韓国の水原三星との試合を制し、同クラブにとって史上初のACL決勝進出を決めた。
水原との決闘で主役に躍り出たのは、セルジーニョ。数か月前に日本に到着した23歳のブラジル人は、チームにとって値千金となる同点ゴールを決めた。しかも彼は鹿島の2点目にもかかわっている。セルジーニョの日本でのキャリアは驚くほど短いにもかかわらず。
彼が決めたゴールはすべて、新たな道を切り開く”カギ”となり、鹿島の命運にかかわっている。
夏の移籍後、ACL準々決勝の対戦相手である天津権健を相手に、セルジーニョはホームで決勝点とアウェーでは先制点と2得点。そして準決勝第1戦ではリードされた状況で、同点となる2点目を叩き込み、さらにアシストを重ねている」
セルジーニョはブラジルのクラブを渡り歩いていたところ、鹿島のテクニカルディレクターに就任したジーコの目に留まった。そこで鹿島にぜひ、と熱意のあるスカウトがもとで日本へと渡ってきた。そのジーコがぜひにと声をかけたことで鹿島へと加入したという経緯がある。
「セルジーニョは世界的なサッカーの象徴であり、日本文化との橋渡しを務めるサッカーの“神”の手によって日本に来た。そして彼は、新たな場所と新たな人生を手に入れ、英雄となったのだ」
決勝戦は11月3日と10日、ペルセポリス(イラン)とホーム&アウェー形式で試合が開催される。ジーコが“導いた”セルジーニョは、決勝でもその得点力を発揮できるのだろうか。