全員サッカーで勝ち取った初出場。
2012年から夏冬合わせて3大会連続で大谷室蘭の後塵を拝してきた北海道文教大明清。昨冬の高校選手権地区予選で久々にライバルを破り、北海道ナンバー1の座を奪還した。今年の地区予選決勝でもライバルとの接戦を制して、悲願のインターハイ初出場を決めた。
DF横井伶菜、FW大家梨緒ら個で局面を打開できる主軸が卒業。就任2年目の清野訓靖監督は、「総合的に勝てるチーム」を目指し、フィジカルを鍛え上げた。延長終盤まで走り負けない粘り強さがPK戦での勝利に結びつく。徹底的に練習したというセットプレーの強さも特徴のひとつ。精巧なキックを誇る西野(2年)から空中戦に自信を持つDF大方(3年)の頭にピタリと合わせた同点弾は圧巻の一言。「最後まで走り切り、メンタルで負けない」(新宅主将)気持ちで挑む。