地元インターハイで2年前以上の躍進を果たすか。
選手権出場9回、インターハイ出場8回は、いずれも山梨県内では名門・韮崎に次ぐ数字だ。2年前のインターハイではポゼッションで相手を圧倒し、V候補だった大津、高知を破って16強入り。そして昨年度の選手権でも1勝している帝京三が、地元開催のインターハイで出場権を獲得した。
選手権を経験している佐藤(3年)や土屋(3年)が主軸に成長。地区予選ではCBを務めた佐藤(3年)が山下とともに前への強さを発揮し、土屋は攻撃の中心として左サイドで存在感を放った。怪我で不在だった主将の平川(3年)も全国大会は間に合う見込み。加えてスピードのある丁(3年)やパワフルな突破が武器の後藤(3年)、地区予選で健闘した高野(3年)、梅田(3年)のダブルボランチ、攻撃力のある谷戸(2年)など台頭してきた選手たちが、得意のポゼッションからリトリートまで多彩な戦術で相手を攻略していく。
相良監督が「地元開催なのでコンディションをつくりやすいメリットがある」という今年のインターハイ。地元の大声援を背に帝京三は、秋田南との初戦からフルパワーで臨む。