「限界を設定するのは間違い」ブッフォンが明かした現役へのこだわり
約23年に及ぶキャリアを築く大ベテランは、老いてなお盛んだ。パリ・サンジェルマンに所属するイタリア代表守護神のジャンルイジ・ブッフォンである。
1995年にパルマでプロキャリアをスタートさせて以来、イタリア屈指のトップアスリートとして君臨してきたブッフォン。40歳となった今夏には17年間プレーしたユベントスを離れ、パリSGの扉を叩いた。
一部では引退の可能性も伝えられ、身体的な衰えを指摘されることが増したブッフォンだが、フランスの名門でも、その存在感は健在。公式戦6試合に出場して3つのクリーンシートをマークするなど、新天地でまずまずの結果も残している。
そんな大ベテランは自身のキャリアをどこまで続けようと考えているのか? フランスの全国紙『レキップ』のインタビューでブッフォンは、「限界を設定するのが間違い」と回答。さらにこう続けた。
1995年にパルマでプロキャリアをスタートさせて以来、イタリア屈指のトップアスリートとして君臨してきたブッフォン。40歳となった今夏には17年間プレーしたユベントスを離れ、パリSGの扉を叩いた。
一部では引退の可能性も伝えられ、身体的な衰えを指摘されることが増したブッフォンだが、フランスの名門でも、その存在感は健在。公式戦6試合に出場して3つのクリーンシートをマークするなど、新天地でまずまずの結果も残している。
そんな大ベテランは自身のキャリアをどこまで続けようと考えているのか? フランスの全国紙『レキップ』のインタビューでブッフォンは、「限界を設定するのが間違い」と回答。さらにこう続けた。
「最近、限界を設定するのは間違いだということを知ったんだ。32歳のときは、『35歳までプレーする』と言った。しかし、その後にまだ続けることを決めた。それから『よし、38歳までプレーしよう』と自分自身に言い聞かせた。だけど、38歳になった時には、『40歳までやろう』と言っていたよ。
人生ってものは毎日進んでいく。だから、辞めるのが6か月後なのか1年後なのか、はたまた10年後なのか。どれだってあり得ることさ。そんなことを自分に聞くこともないし、知りたくもないよ」
現役へのこだわりと意欲を示したブッフォンだが、一方で、来るべき“その時”への心づもりもしているようだ。
「人生には様々な局面が訪れるもので、それを受け入れる必要がある。だから、すべてが終わる日が来たとしても、僕が驚くことはない。これまでと、すべてがまったく違ったものになるだろうと理解しているつもりだ」
さすがに全盛期と比べれば、身体的な衰えが否めなくなっているブッフォンだが、これまでのキャリアで培ってきた経験に基づいた安定感はいまだ健在だ。それをもってすれば、50歳までプレーするのも夢ではないか。その一挙手一投足から目が離せない。