過去と今をつなぐ大久保嘉人と名波監督の物語――J通算200ゴールに込められた想いと確かな手応え

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月21日

200点目を決めた大久保はなぜ、一目散に名波監督の下へ駆け寄ったのか

J初ゴールを決めた試合で対戦相手の司令塔をつとめていたのが名波監督だ。大久保はその試合でマンマークを指示されていた。(C)J.LEAGUE PHOTOS.

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[J1リーグ23節]磐田 2-0 柏/8月19日/ヤマハ 

「(シュートコースは)見えていました。ゴール前に相手選手がめちゃくちゃたくさん入っていたので、DFが動きを止めることを見越して、慌てずに彼らに当たらないようにということだけを意識しました」

 J1リーグ23節・柏戦の13分、この言葉通りに混戦から瞬時にシュートコースを見出して決めたゴールは大久保嘉人自身も待ち望んだ磐田移籍後初得点。そして、J1・J2通算200得点目となるメモリアルゴールとなった。

 ネットが揺れるのを見届けると、大久保は喜びを爆発させながら一直線にベンチ前に飛び出した名波浩監督の下へ走った。
 
「決めてましたよ、名波さんのところに行くって。監督の存在は大きいし、呼んでくれたことに感謝をしていますから。ホームで(J通算)200点目を取れたこともすごく嬉しかったですね」
 
 2001年4月14日のJ1・第1ステージ5節、C大阪の新人FWとしてJリーグ戦初得点を決めたのは奇しくもヤマハスタジアムだ。200点目を初得点と同じ側のゴールに突き刺した後、大久保はその1点目を思い出したと言う。
 
「あの時のジュビロのメンバーはすごかった。チャンピオンシップも見ていたし、すごく強いなと思っていました。その試合で、僕は名波さんをマンマークしろと言われていたんですよ。

 頑張ったけど、非常にきつかった。プレースピードが速くて全くついていけなかったです。そういう相手に点を取れたので、あの時は頭が真っ白になりました。その名波さんのもとで200ゴール目を決めるなんて、まさかですね」
 
 そう語る表情は、感慨深げだった。
 
 待望の“大久保弾”は、早々にチームのリードを広げる2点目だった。

 前節に大敗を喫し、何としても勝利しなければいけない――。

 そうした重圧と焦燥から仲間を解放し、余裕をもたらしたという点でも貴重なものだった。だが、柏戦の大久保は、ゴール以外でもチームの勝利に大いに貢献した。
 
 前半の終盤から「攻め急ぐな」とチームメイトに声を飛ばし、2点リードした状況での試合運びを統率。「自分のリズムができるし、後ろを助けるのも自分の特長」と、守備でもアグレッシブにボールを追い、相手の攻めを分断した。

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