大塚監督も「Jでもプレーできる素材」と一目置く存在
[インターハイ1回戦]富山一4-0高松商/8月7日/三重交通G
飛絢(ひいろ)という名前にちなみ、これまでも試合で活躍すれば、周囲からは「スーパーヒーロー」と呼ばれてきた。ちょっと珍しい名前は本人も気に入っており、「スーパーヒーローになりたい」と笑みを見せるのが、富山一の10番を背負うMF小森飛絢(3年)だ。
そのプレーぶりを見れば、彼が他とはちょっと違う今大会のヒーロー候補であることは分かるだろう。武器はサッカーセンスの高さで、「人とリズムが違う。シュートを打つだろうなと思ったら、キュッと切り返したりするから、相手がよく引っかかる」と大塚一朗監督が評するように、独特の間合いから繰り出すドリブルとパスで相手をかく乱する。
今季、ベガルタ仙台でブレーク中のFW西村拓真らを育てた指揮官も一目置く存在で、「速くプレーする所とボールを持つ所をうまく判断できるようになれば、Jでもプレーできる素材」と太鼓判を押すほど。ベルギー代表のマルティネス監督の戦術を参考にした2トップがワイドに張り出す4-3-1-2というシステムはトップ下に入る小森の特徴を最大限に引き出すためでもある。
高松商と対戦したこの日も、随所で彼の良さが垣間見えた一戦だった。開始から相手の守備ブロックの隙間に飛び込んでボールを引き出し、そこからの仕掛けで攻撃を牽引すると前半12分にはDF武内秀和(3年)のロングフィードにDF裏で反応したが、オフサイドとなり好機を活かせなかった。以降も積極的にゴール前に顔を出すと、前半28分には、右サイドからDF多賀稔人(3年)が放り込んだロングスローに対し、「両サイドから良いロングスローが来るので、相手の前で触ることだけを意識していた」とニアに飛び込むと、頭で合わせた一撃がゴールネットを揺らした。
後半に入っても、小森の躍動は止まらない。後半18分にはFW林拓真(3年)のパスを受けると、ドリブルでGKをかわし無人のゴールにシュートを突き刺し、2点目をマーク。そして極めつけは、同28分に奪った3点目である。
飛絢(ひいろ)という名前にちなみ、これまでも試合で活躍すれば、周囲からは「スーパーヒーロー」と呼ばれてきた。ちょっと珍しい名前は本人も気に入っており、「スーパーヒーローになりたい」と笑みを見せるのが、富山一の10番を背負うMF小森飛絢(3年)だ。
そのプレーぶりを見れば、彼が他とはちょっと違う今大会のヒーロー候補であることは分かるだろう。武器はサッカーセンスの高さで、「人とリズムが違う。シュートを打つだろうなと思ったら、キュッと切り返したりするから、相手がよく引っかかる」と大塚一朗監督が評するように、独特の間合いから繰り出すドリブルとパスで相手をかく乱する。
今季、ベガルタ仙台でブレーク中のFW西村拓真らを育てた指揮官も一目置く存在で、「速くプレーする所とボールを持つ所をうまく判断できるようになれば、Jでもプレーできる素材」と太鼓判を押すほど。ベルギー代表のマルティネス監督の戦術を参考にした2トップがワイドに張り出す4-3-1-2というシステムはトップ下に入る小森の特徴を最大限に引き出すためでもある。
高松商と対戦したこの日も、随所で彼の良さが垣間見えた一戦だった。開始から相手の守備ブロックの隙間に飛び込んでボールを引き出し、そこからの仕掛けで攻撃を牽引すると前半12分にはDF武内秀和(3年)のロングフィードにDF裏で反応したが、オフサイドとなり好機を活かせなかった。以降も積極的にゴール前に顔を出すと、前半28分には、右サイドからDF多賀稔人(3年)が放り込んだロングスローに対し、「両サイドから良いロングスローが来るので、相手の前で触ることだけを意識していた」とニアに飛び込むと、頭で合わせた一撃がゴールネットを揺らした。
後半に入っても、小森の躍動は止まらない。後半18分にはFW林拓真(3年)のパスを受けると、ドリブルでGKをかわし無人のゴールにシュートを突き刺し、2点目をマーク。そして極めつけは、同28分に奪った3点目である。