柴崎岳、決戦を前に「これからの人生」について思いを巡らせる

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月01日

「昔は年齢のことを気にするというか…」

ここまでの戦いについて振り返った柴崎。自身の成長を実感しているという。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

画像を見る

 初のベスト8入りを懸けて現地7月2日に、準々決勝に臨む日本代表は、6月30日にカザンでのベースキャンプでトレーニングを行なった。その後、ベルギーとの決戦の地、ロストフ・ナ・ドヌに移動した。
 
 練習後、ベルギー戦でもボランチとして先発が予想される柴崎が取材に対応。グループリーグ3試合を振り返って、次のように語っている。
 
「いろんなことを感じながら、もちろんグループステージ突破を目標にしてきて、日本の近年のなかではとてもいい戦い、パフォーマンスを出しているにもかかわらず、最後までもつれて、グループステージ突破が難しい状況に陥ってしまったのは、ワールドカップのレベルの高さを示していると思いますし、と同時に突破できたことは日本の現在ある力を示せているのかなと。個人としては、こういう大きい舞台は常に自分を成長させてくれる場所だなと感じますし、本当のトップ・トップの戦いで試合に出られることで得られる経験とか自信、ワールドカップが始まる前より自分自身、成長できている実感を得ているので、ワールドカップという舞台を今、戦えていることに感謝というか、いろんな気持ちを感じているところです」
 
 今回が自身初のワールドカップとなった柴崎だが、大会には「そんなに先入観なく」やれているという。さらに、「初めての大会で、結果がついてきているのもあるんですけど、ポジティブな流れや成長を実感しながらやれている」と、一選手としての成長に喜びを感じているようだ。
 
 Jリーグ開幕前夜の1992年生まれは、宇佐美貴史や小林祐希、杉本健勇らをはじめ、才能豊かな選手たちが揃う“プラチナ世代”と言われる。しかし、期待されてきた世代は日本代表の主軸とはなり切れていない。また、柴崎自身も14年に初代表に選出されて以来、順風満帆の足取りで現在の地位を掴んだわけではない。ここまでの道のりを自身はどう感じているのか、と問われた柴崎は次のように答えている。
 
「昔は、年齢のことを気にするというか、どういう年代で、どういう立ち位置で、どんなプレーヤーになっているという、いわゆる理想というようなものを掲げてやってきましたけど、いまワールドカップを経験できてもそうですし、この歳になって考えることは、みなさんが個人のプレーヤーにこういう選手になってほしいという願望のようなものを抱いているのかは分からないですけど、自分のやってきたことだったり、抱いてきたもの、それを実行してきたことが素直に今に表れているということ。必要な時に必要なことが起こったり、ポジティブなこともネガティブなことも今の自分に必要な出来事だと感じている」
【関連記事】
【ベルギー戦の予想スタメン】香川、原口、昌子…アクシデントさえなければこの11人だろう
【セルジオ越後】皮肉な16強進出。フェアプレーを評価されたのに、まさかの大ブーイングとは
本田圭佑が繰り返した「遊び心」という言葉の真意。8強進出に必要な「プラスアルファ」とは?
「W杯優勝! 一気に行かないとダメ!」本田圭佑はファンの熱き質問にどう答えた?
西野監督、不足分の走行距離を返上へ!? ポーランド戦の分まで「お返ししたい」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ