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本田圭佑が繰り返した「遊び心」という言葉の真意。8強進出に必要な「プラスアルファ」とは?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月30日

「10年のパラグアイ戦を経験した選手がまた何人もいるのはビッグアドバンテージ」

2日後に迫ったベルギー戦に向け、本田は「時間はないし、一番大事なポイントは精神的な部分」だと語った。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 決勝トーナメント1回戦のベルギー戦を2日後に控えた30日、報道陣の取材に応じた本田圭佑が頻繁に使った言葉が「遊び心」だった。
 
 FIFAランキング3位のベルギーは、明らかな格上。その相手から勝利をもぎ取るためには、「一生懸命頑張ること」だけでは足りない。プラスアルファが必要だ。本田はそれを「遊び心」という言葉で表現した。
 
「やれることは限られていますよね。時間はないし、一番大事なポイントは精神的な部分だと思います。思い切ってやるってことは2010年のパラグアイ戦でもできた。その一生懸命頑張るだけではないことを、どれだけ選手が理解して、ピッチで想定していた以外のことが起きた時にも対応できるか」
 
 そう前置きしたうえで続けたのが、次のコメントだ。
 
「ただ単にチャレンジではなく、楽しみながらというか、未知のチャレンジになる次の試合では、遊び心を持ちながら、そういう部分が求められると思っています」
 
 本田が「終わってから遊び心がなかったなと後悔してきたことが僕も多々あるのでね」と明かすように、真剣勝負になるとどうしても視野が狭くなりがちだ。目の前の仕事や監督に与えられたタスクをこなすことで精一杯になり、自分本来の力が出せなくなる。

 相手の虚を突くアイデアは、そこからは生まれにくい。実際に、ベスト8進出に限りなく近づいた2010年のパラグアイ戦も「一生懸命頑張ること」はできたが、結果はついてこなかった。
 
 ただ、今の西野ジャパンには、「10年のパラグアイ戦を経験した選手がまた何人もいる」。当時とは「精神的なところで明らかに違う」。本田も経験豊富な選手が多いことを「ビッグアドバンテージなのは間違いない」と力説する。
 
 さらに、このアタッカーは、自身の経験則をチームにも共有するつもりだ。
 
「遊び心を持てと言って持てるものではないのでね。ただ、それを言葉として若い選手の頭に入れておくのは価値がある。そういうことを記録がかかっているような状態で誰かが自分の脳に入れてくれるのは、非常に価値があると思う」
 
 本田自身も「戦力的には分が悪い」と分析するベルギー戦で、日本代表はプラスアルファとなる「遊び心」を発揮できるのか。初のベスト8進出を懸けた7月2日の大一番のパフォーマンスに注目したい。
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