名手ゾフからブッフォンまでの驚異の系譜
6月8日(現地時間)、セリエAのユベントスは、25歳のイタリア代表GK、マッティア・ペリンをジェノアから獲得したことを発表した。
契約期間は2022年6月末日までで、地元メディアによると移籍金は1200万ユーロ(約15億6千万円)で、さらに出来高ボーナスとして最大300万ユーロ(約4億円)が設定されているという。
契約期間は2022年6月末日までで、地元メディアによると移籍金は1200万ユーロ(約15億6千万円)で、さらに出来高ボーナスとして最大300万ユーロ(約4億円)が設定されているという。
188センチの守護神はジェノアユースから2010年にトップチームへ昇格し、パドバ、ぺスカラでのレンタル生活(11~13年)を挟みながら、6シーズンで公式戦151試合においてジェノアのゴールマウスの前に立ち続けてきた。
イタリア代表では09年のU-17代表入りを皮切りに、各年代で招集を受け続けた。14年のブラジル・ワールドカップではA代表でのプレー経験がないにもかかわらず、第3GKとして最終メンバー入り。同年11月のアルバニア戦で初キャップを刻み、ここまで2試合に出場している。
ユベントスのGKといえば、長くチームの顔でもあり続けたジャンルイジ・ブッフォンが退団し、ポーランド代表のヴォイチェフ・シュチェスニーが正守護神の座を継承すると思われていたが、ペリンの加入で熾烈な定位置争いが展開されそうだ。
いずれも優れたGKによる高度な競争は新シーズンの大きな楽しみとなりそうだが、それと同時に、彼らがこのクラブでどれだけ長いキャリアを築けるかも、興味のひとつとなる。というのも、ユベントスは伝統的にひとりのGKの“寿命”が非常に長く、何と過去46年間で正守護神は5人しか存在していないのだ。
過去を遡ると、1972年にディノ・ゾフがナポリから加入。すでに68年欧州選手権(レギュラー)、70年メキシコW杯(控え)にも出場するなど、実績十分だった彼は加入時、すでに30歳となっていたが、ここから11シーズンをユベントスで過ごし、6度のリーグ優勝に貢献した。そして代表では40歳で迎えた82年スペインW杯で、世界一の原動力となった。
偉大なキャプテンが83年に現役生活を終えると、後を継いだのがステーファノ・タッコーニ。敏捷性に優れた彼は92年まで在籍期間で、セリエA(2回)の他、84年にカップウィナーズ・カップ、85年にチャンピオンズ・カップ(現リーグ)を1度ずつ制覇した。
後者は忌まわしき「ヘイゼルの悲劇」の後に成し遂げたものだったが、同年冬のトヨタカップではアルヘンティノスと歴史に残る激闘を展開。PK戦における彼の2本のセーブが、ユベントスに初の世界一の称号をもたらした。
イタリア代表としても7試合に出場したタッコーニからバトンを引き継いだのは、アンジェロ・ペルッツィ。181センチと上背はないものの、驚異のスーパーセーブを連発し、96年に欧州制覇に貢献(決勝でアヤックスにPK戦の末に勝利)するなど、マルチェロ・リッピ体制下で黄金時代を謳歌した。
彼もイタリア代表として31キャップを記録し、W杯、EUROに控えとして出場したが、99年にユベントスの到来した新たな守護神は、初の外国人だった。エドウィン・ファン・デル・サルはアヤックス、オランダ代表として輝かしい実績を残してイタリアに到来。リーグ最少失点など、チームの堅守に貢献したが、残念ながらタイトルに縁はなかった。
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