弱冠20歳で"背番号10"を襲名!バルサ出身の"韓国のメッシ"がとにかくスゴイ

カテゴリ:国際大会

ピッチコミュニケーションズ

2018年06月08日

「二人の天才、ソン・フンミンとイ・スンウの時代」と韓国メディアも大注目

A代表初招集でW杯メンバー入りしたイ・スンウ。U-20W杯でともに戦ったシン・テヨン監督からも厚い信頼を寄せられている。(C)Getty Images

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 ロシア・ワールドカップの開幕を目前に控え、“韓国のメッシ”が日本でもちょっとした話題を呼んでいる。イ・スンウだ。
 
 バルセロナの下部組織出身で、昨年9月からイタリアのヴェローナでプレーする20歳。5月14日に発表されたロシア・ワールドカップの韓国代表候補としてA代表に初招集され、最終メンバー23人にも選出。5月29日に大邱スタジアムで行われたホンジュラスとの壮行試合では、代表デビュー戦にしてソン・フンミンの先制ゴールをアシストし、ホームを沸かせたアタッカーだ。チーム最年少ながら、ロシアでは背番号10を背負う。
 
「みんなが願うワールドカップの公式、10番イ・スンウ+シン・テヨン=16強進出」(『SPOTVNEWS』)、「二人の天才、ソン・フンミンとイ・スンウの時代」(『中央日報』)など、韓国メディアも大注目。サポーターから絶大な支持を集めるソン・フンミンやキ・ソンヨンらを抑えて、ロシア・ワールドカップ公式飲料「パワーエイド」の広報大使にも任命されたというから、その人気ぶりがうかがえるだろう。
 
 だからこそ、ロシアでのプレーにも注目が集まる。韓国はスウェーデン、メキシコ、ドイツが属し、“死の組”とされるF組に入ったが、はたして、イ・スンウは初出場となるワールドカップで、どこまで活躍できるか。
 
「イ・スンウは、私が何を求めているかをよくわかっている。まるで、私の頭の中がすべて見えているようだ」
 
 代表チームに合流したイ・スンウのプレーをこう評価したのはシン・テヨン監督だ。

「代表で10年はプレーした選手のようだ」とも話しており、代表初招集ながらチームにも適応しているという。U-20ワールドカップでともに戦った指揮官から厚い信頼を寄せられていることがうかがえる。
 
 こうした信頼をイ・スンウが勝ち取ったのは、代表デビュー戦となったホンジュラス戦の活躍も関係しているだろう。
 
 この試合、4-4-2の左ウィングの位置でスタメン出場したイ・スンウは、主に中盤でつなぎ役として攻撃のリズムを作っていたが、特に目立ったのは、自身の持ち味でもあるドリブル突破だ。

 そのスピードのあるドリブルは、イ・スンウが“韓国のメッシ”と呼ばれる所以でもあるが、この試合でも左サイドや中盤から切り込んでチャンスを作っていた。60分にソン・フンミンのゴールをアシストした場面も、イ・スンウがドリブルから相手を引き付けたことでソン・フンミンに余裕が生まれ、ゴールにつながったと評価されている。
 
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