【今日は何の日?】6月21日「ブラジルが3度目の優勝を果たすetc.」

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2014年06月21日

王様の戴冠、疑惑の大勝利、そして王子様の“ご乱心”etc.

国内の天才たちが見事に融合した数少ない例であるメキシコ大会のセレソン。今なお歴代最強と言われている。 (C) Getty Images

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 1970年6月21日は、サッカー界にとっても偉大な1日となった。“神様”ペレを筆頭に、トスタン、ジャイルジーニョ、リベリーノ、ジェルソンといった天才を揃えた史上最強のブラジルが、メキシコシティのエスタディオ・アステカにおいて、強豪イタリアを4-1で一蹴し、3度目の世界制覇を達成したのだ。
 
 グループリーグでは前回王者イングランドとの歴史に残る名勝負を演じ、ルーマニア、チェコスロバキアには貫禄を見せつけて全勝で首位通過。決勝トーナメント以降も、準々決勝でペルー、準決勝でウルグアイという南米勢を、実力を見せつけて撃破した。延長戦でもイタリアを危なげなく、そして最高のエンターテインメントを披露したうえで下し、圧巻の全勝優勝を達成。6試合で19得点7失点という数字も、このチームの強さとバランスを表わしていた。
 
 キャプテンのカルロス・アルベルトが、黄金のトロフィーを天高く掲げる。ワールドカップ創設の提唱者であるFIFA3代目会長の名を冠した「ジュール・リメ杯」は、3度目の優勝国に永久保持されることとなった。そして自身も3度目のワールドカップ優勝を果たしたペレは、ついに「サッカーの王様」となり、選手、スタッフ、そしてピッチに飛び出した多くの観客たちに抱えられながら、万雷の拍手と祝福を受けた。
 
 それから8年後の6月21日、アルゼンチン大会では2次リーグの最終戦が行なわれ、決勝進出を賭けてブラジルはポーランドと、アルゼンチンはペルーと対戦。試合開始時間は同じでなく、最初にブラジルがポーランドを3-0で破ったことで、アルゼンチンには4点差以上で勝てばいいという計算が可能だった。そしてアルゼンチンは、しっかりこの条件をクリアして6-0の圧勝を飾り、ロサリオのスタジアムは異様な盛り上がりに包まれ、ピッチは大量の紙吹雪で埋め尽くされた。しかしこの試合については、後に国家レベルでの買収の疑惑がつきまとうこととなる。
 
 82年6月21日のスペイン大会、グループ4のフランス対クウェート戦では、前代未聞の珍事が起こった。フランスの攻撃力が爆発し、3-1とリードして迎えた80分、フランスのアラン・ジレスが抜け出してフリーで4点目を決めたが、クウェートの選手は「笛が鳴ったのでプレーを止めた」と猛抗議する。
 
 笛はスタンドの観客が鳴らしたものだったが、クウェート陣営は一歩も引かず、ついにはスタンドで観戦していた当時のファハド王子がピッチに出現し、選手をロッカールームに引き上げさせようとする。するとミロスラフ・ストゥパール主審はゴールを取り消してしまった。

 この後、結局フランスが1点を加えて試合は終了したものの、後にストゥパール審判とクウェートにはペナルティが科せられることとなった。
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