横浜で光り輝いたガーナの超新星は“リーガ2強”から驚愕の4得点を奪っていた!

カテゴリ:日本代表

石川聡

2018年05月31日

バルサの無敗記録を止めるハットトリックを達成

バルサ相手に圧巻の3発を決めて歓喜するボアテング。スターダムを駆け上がる22歳だ。(C)Getty Images

画像を見る

 日産スタジアムで5月30日に行なわれたキリンチャレンジカップ2018で、ガーナ代表は日本を2-0で破り、降り続いた雨と同様、壮行ムードに水を差した。
 
 開始8分にキャプテンのMFトーマス・パーテイがFKを直接決めて先制すると、後半開始間もない51分にはMFエマニュエル・ボアテングがPKで追加点。GKリチャード・オフォリの好守もあって、日本に得点を許さず逃げ切った。
 
 この試合のガーナ先発イレブンの平均年齢は23.3歳。日本の29.5歳に比べて大幅に若い。ジェームズ・アッピアー監督は、日本に押し込まれた要因に「若い選手は自信がないので、簡単にボールを失なってしまう」ことを挙げた。

 
 そのガーナにあって、経験豊富な選手を揃える日本を倒すヒーローのひとりとなったのが、代表デビューを果たしたボアテングだ。1996年5月23日生まれで、1週間前に22歳となったばかり。先制点のきっかけとなったFKは、彼がDF槙野智章から反則を受けて得たもの。追加点はディフェンスラインの背後を狙ってゴールへ迫り、飛び出したGK川島永嗣がたまらず反則でストップ。獲得したPKを川島の逆を突いて決め、デビューに花を添えた。後半開始から投入されたMF香川真司が2度の決定機を迎えるなど、日本が勢いをつかみそうな時間帯だったこともあり、効果的な一撃だった。
 
 ポルトガルのモレイレンセからレバンテ(スペイン)に加入した2017-18シーズン、20チーム中15位のクラブで25試合に出場し、6得点を挙げた。交代出場が多かったが、5月13日のリーガ・エスパニョーラ37節ではセンセーショナルな活躍を見せる。すでにリーガ優勝を決めていたとはいえ、バルセロナを相手にキャリア初といわれるハットトリックの快挙を演じて5-4の勝利に貢献。開幕から無敗で突っ走った王者に初黒星をつけたのだ。
 
 それだけではない。2-2で引き分けた2月3日のレアル・マドリー戦でも1得点。さらに、3月17日のエイバル戦では60分にピッチに立つと、その4分後に決勝点をマークして2-1の白星をもたらした。
【関連記事】
【セルジオ越後】ハリルでも西野でも変わらない問題…言われたことしかできなくて何が代表だよ!
【釜本邦茂】あんな単調な攻めでは、とてもじゃないけどワールドカップで点は取れないよ
【ガーナ戦|動画&記事一覧】解説:セルジオ越後、釜本邦茂、金田喜稔、採点&寸評、プレー分析、PHOTOギャラリーetc.
「マジでカワイイ!」韓国女子代表のビーナス、イ・ミナが最新自撮り写真を公開!
【日本代表】仮想セネガルとなり得るのか。“ブラックスターズ”ことガーナ代表の本気度やいかに!?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ