【W杯キープレーヤー解体新書】クリスチアーノ・ロナウド|チームのレベルを押し上げる圧倒的クオリティー

カテゴリ:国際大会

ロベルト・ロッシ

2014年06月16日

超ワールドクラスと呼ぶに相応しいタレントの持ち主。

29歳になり、今まさにキャリアのピークを迎えている。 (C) Getty Images

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 メッシと並ぶ世界最高のスコアラーであり、ポルトガル代表の絶対的エースだ。ワールドカップ出場は06年、10年に続いて3回目となる。29歳という年齢を考えれば今がまさにキャリアのピークで、今大会は主役候補として大きな期待と注目を集めている。
 
 爆発的なスピードとパワー、左右両足を駆使したトリッキーなボール捌き、他に類を見ないラン・ウィズ・ザ・ボール、正確かつ強烈なシュート、そして強靭なメンタリティーと、超ワールドクラスと呼ぶに相応しいタレントの持ち主だ。そのプレースタイルは以前と比べると、ゴールに直結したものに変化してきており、もっとも重要なゲームやもっとも困難な状況下において、決定的な違いを作り出してチームに勝利をもたらしている。
 
 問題なのは、その存在がチームのなかであまりに突出している点。実際、ポルトガルはC・ロナウドの力に依存した集団と言っていい。彼がいなければ、おそらくグループリーグ突破が関の山だろう。だが、この大エースの圧倒的なクオリティーが“並みの好チーム”を優勝すら狙えるレベルにまで押し上げているのだ。
 
 昨年11月のスウェーデンとの欧州予選プレーオフ第2レグでは、ハットトリックと大暴れ。この試合でポルトガルは主導権を敵に渡し、カウンター狙いに徹している。C・ロナウドのクオリティーを最大限に生かすには、引いて守り、前方のスペースをカウンターで活用する方がより効果的に見える。
 
 ただこの堅守速攻が、伝統的にポゼッションサッカーを志向してきたポルトガルに適した戦い方かといえば、そうとは言い切れない。エースを活かすために、P・ベント監督が本大会でどのような戦術を採用するのか。指揮官の判断が注目される。
 
分析:ロベルト・ロッシ
構成:片野道郎

※『ワールドサッカーダイジェスト 出場32か国戦術&キープレーヤー完全ガイド』p90より抜粋。

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