川崎の“史上最高傑作”が4位札幌を牽引! 三好康児はミシャの下でどう進化を遂げようとしているのか?

カテゴリ:Jリーグ

竹中玲央奈

2018年04月23日

川崎で優勝を経験した昨シーズンは「個人的には悔しさしか残らなかった」

ミシャのもとで主軸として重用される三好。現在4位と躍進する札幌の攻撃陣を支える存在だ。写真:徳原隆元

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 16年ぶりのJ1残留を果たした昨季を経て、新たにミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招聘した札幌が好調だ。9試合を終えて勝点15の4位につけており、予想をはるかに上回る(と言って良いだろう)躍進を見せている。


 菅大輝や進藤亮佑、そして荒野拓馬ら下部組織出身の選手たちに代表されるように若手の躍動が著しいが、その中でここまで全試合で先発出場を果たし攻撃的なミシャ・サッカーの中心となっている選手のひとりが、今季より川崎フロンターレから期限付き移籍でやってきた三好康児である。

 川崎のアカデミーの歴史の中でも“最高傑作”と謳われた三好は、1年目こそリーグ戦でわずか3試合の出場に終わるも、2年目には15試合に出場し4ゴールを記録した。途中から流れを変える切り札的な役割をリーグ戦やカップ戦で任され、ゴールに直結するプレーや起点となる動きを何度も見せた。「翌年はチームの核になるだろう」と十分に予感させたものだ。

 しかし、川崎が悲願の初タイトルを手にした2017年は前シーズンの記録を上回れず(13試合・1得点)、悲願達成の一員となったものの喜びは希薄だった。

「もちろん優勝したことは嬉しかったですけど、個人的には悔しさしか残らなかったですし、嬉しさよりも悔しさのほうが大きかった」
 今年の始め、彼はこう振り返っていた。
 
 試合に出たいという欲求から移籍を志願したなか、興味を示したのが札幌だった。即座に移籍を決断した三好はペドロヴィッチ監督の構想にハマり、キャンプ時から2シャドーの一角に彼を置いた。そして開幕からこれまで得点はないものの3アシストを記録し、出場した試合では持ち前のテクニックを武器に、狭い局面を苦にしないドリブル突破で複数枚の相手を剥がすプレーや、精度の高い左足のクロスで札幌の攻撃を牽引している。8節の柏戦では宮吉と都倉のゴールを見事な起動のボールでアシストした。今節の浦和戦では62分でピッチを後にすることになったが、札幌がなかなかチャンスを作れないなかで前半に2度、ミドルシュートで相手ゴールを脅かした。
 

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