プレミア制覇が懸かったダービーで喫した「ありがちな敗北」。
宿敵に目の前でプレミアリーグ優勝を決められたくない意地か、はたまた、前半に一方的に攻め込まれたチームの開き直りか。現地4月7日にマンチェスター・ユナイテッドがダービーで演じた逆転劇には、まさに「火事場の馬鹿力」が見て取れた。
一方でこのダービーは、マンチェスター・シティが「ありがちな敗北劇」を演じたという見方もできる。その理由を一言で言えば、「ニコラス・オタメンディ」だろうか。
シティのアルゼンチン人DFの存在が、優勝決定を逃したマンチェスター・ダービーでの敗因だという意味ではない。圧倒的にボールを支配し、メディアで「名人級」とまで言われるパスワークで攻め勝つ試合が当たり前になったチームにあって、その攻撃という極上の包装紙をめくると見える、最終ラインの不安を象徴するDFがオタメンディであるだけだ。
入団3年目となったCBは、ペップ・グアルディオラ体制2年目のシティにあって、「最も著しい進化を遂げた」とも言われている。ビルドアップの起点となるだけでなく、自ら4得点も記録した今シーズンのリーグ前半戦では、指揮官に「スーパーマン」と呼ばれもした。
一方でこのダービーは、マンチェスター・シティが「ありがちな敗北劇」を演じたという見方もできる。その理由を一言で言えば、「ニコラス・オタメンディ」だろうか。
シティのアルゼンチン人DFの存在が、優勝決定を逃したマンチェスター・ダービーでの敗因だという意味ではない。圧倒的にボールを支配し、メディアで「名人級」とまで言われるパスワークで攻め勝つ試合が当たり前になったチームにあって、その攻撃という極上の包装紙をめくると見える、最終ラインの不安を象徴するDFがオタメンディであるだけだ。
入団3年目となったCBは、ペップ・グアルディオラ体制2年目のシティにあって、「最も著しい進化を遂げた」とも言われている。ビルドアップの起点となるだけでなく、自ら4得点も記録した今シーズンのリーグ前半戦では、指揮官に「スーパーマン」と呼ばれもした。
ところが、相手攻撃陣のプレッシャーに晒されると、途端にミスが目立った昨シーズンまでの姿に退化する。その様子は、果敢なプレッシングや執拗に背後を狙うスタンスで、真っ向勝負を挑まれるとパニックに陥るシティの最終ラインそのものだ。
今回のユナイテッド戦にしても、ハーフタイムを境に敵の攻撃意欲が増すと、シティ守備陣は狼狽えた。その1人であるオタメンディは、ペナルティーエリア付近でのボールタッチが増えたポール・ポグバと、激しく牙を剥くようになったアレクスシス・サンチェスを相手に苦戦した。
53分の1失点目では、左サイドであっさりとサンチェスにかわされ、ポグバのゴールに繋がるクロスを入れられた。その2分後には、サンチェスのクロスに反応したポグバと競ることすらできずに同点とされた。
逆転された69分にしても、シティのディフェンスリーダー、ヴァンサン・コンパニがいても組織の乱れは避けられなかった。オタメンディのパスと、右SBダニーロのコントロールミスに端を発した相手FKの場面では、得点者となったクリス・スモーリングはボックス内で全くフリーの状態だったのだ。
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