選手たちは審判に説明を求めるが、ジャッジは覆らず
[J1リーグ5節]川崎0-1広島/3月31日/等々力
Jリーグ5節の川崎対広島は、85分のパトリックのゴールを守り切った広島に軍配が上がった。
ただし、89分には“疑惑の判定”も生まれた。このシーンでは車屋紳太郎のクロスが小林悠と競った相手DFに当たり、そのボールをGKが弾き、再びDFに当たったところを長谷川竜也が詰めてゴールを奪ったが、広島の選手たちの猛抗議によりオフサイドの判定となった。映像で見返すと左サイドには広島の和田拓也も残っており、仮に小林のラストパスだった場合でも、長谷川はオフサイドには引っかからない。川崎の選手たちは審判団に説明を求めたが、最後までジャッジは覆らなかった。
長谷川の“幻のゴール”を演出した車屋は、「映像を見直していないので分からないですが、その前に決めておかなくてはいけなかったという想いと、正直納得できない想いがあります。(審判からの説明は)特に受けていません」と、当該シーンを振り返った。
審判に詰め寄るチームメイトたちを制しながら、「自分には当たっていない」と訴えたというキャプテンの小林は、悔しさを噛み殺しながらこう語る。
「サッカーはこういうスポーツだと思います。もちろん納得はしていないですが、逆の立場になることもある。それまでに試合を決めなくてはいけなかったですし、審判のほうだけに目を向けるのではなくて、自分たちがもっとどうしなくてはいけなかったのかを考えたいです。
こういうこと(失点につながったCKを奪われたシーンでは相手のオフサイドは取られなかった)がふたつ重なることはなかなかないですが、引きずらすにやっていきたいです」
Jリーグ5節の川崎対広島は、85分のパトリックのゴールを守り切った広島に軍配が上がった。
ただし、89分には“疑惑の判定”も生まれた。このシーンでは車屋紳太郎のクロスが小林悠と競った相手DFに当たり、そのボールをGKが弾き、再びDFに当たったところを長谷川竜也が詰めてゴールを奪ったが、広島の選手たちの猛抗議によりオフサイドの判定となった。映像で見返すと左サイドには広島の和田拓也も残っており、仮に小林のラストパスだった場合でも、長谷川はオフサイドには引っかからない。川崎の選手たちは審判団に説明を求めたが、最後までジャッジは覆らなかった。
長谷川の“幻のゴール”を演出した車屋は、「映像を見直していないので分からないですが、その前に決めておかなくてはいけなかったという想いと、正直納得できない想いがあります。(審判からの説明は)特に受けていません」と、当該シーンを振り返った。
審判に詰め寄るチームメイトたちを制しながら、「自分には当たっていない」と訴えたというキャプテンの小林は、悔しさを噛み殺しながらこう語る。
「サッカーはこういうスポーツだと思います。もちろん納得はしていないですが、逆の立場になることもある。それまでに試合を決めなくてはいけなかったですし、審判のほうだけに目を向けるのではなくて、自分たちがもっとどうしなくてはいけなかったのかを考えたいです。
こういうこと(失点につながったCKを奪われたシーンでは相手のオフサイドは取られなかった)がふたつ重なることはなかなかないですが、引きずらすにやっていきたいです」
また、この経験を次につなげたいと話すのは阿部浩之と中村憲剛だ。
「自分たちの力量っちゃ力量ですし、リーグの問題と言えばリーグの問題だと感じます。これでリーグが改善してくれたら良いのですが……。もし動画を見ているなら伝える術もあるんじゃないのかなと思います。そういうのを含めて良いキッカケになれば良いなと。ただ自分たちが勝ち切れなかったというのも反省しなくてはいけません」(阿部)
「基準が毎試合変わると……。レフェリーにも個人差や性格もあると思うので、アジャストしなくてはいけないとは理解しています。ただ、そういうサッカー以外のところで気を使いすぎてしまった試合かなとも思います。今日は満員でしたし、こういう雰囲気で終わるのはもったいなかったです。ただ早く切り替えたいです。こういう試合を拾っていかないと上にいけないですし、自分たちがやれることを続けていきたいです」(中村)
後味の悪いゲームから川崎は切り替えることができるか。4月4日にはACLの上海上港戦が待っている。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
「自分たちの力量っちゃ力量ですし、リーグの問題と言えばリーグの問題だと感じます。これでリーグが改善してくれたら良いのですが……。もし動画を見ているなら伝える術もあるんじゃないのかなと思います。そういうのを含めて良いキッカケになれば良いなと。ただ自分たちが勝ち切れなかったというのも反省しなくてはいけません」(阿部)
「基準が毎試合変わると……。レフェリーにも個人差や性格もあると思うので、アジャストしなくてはいけないとは理解しています。ただ、そういうサッカー以外のところで気を使いすぎてしまった試合かなとも思います。今日は満員でしたし、こういう雰囲気で終わるのはもったいなかったです。ただ早く切り替えたいです。こういう試合を拾っていかないと上にいけないですし、自分たちがやれることを続けていきたいです」(中村)
後味の悪いゲームから川崎は切り替えることができるか。4月4日にはACLの上海上港戦が待っている。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)