中島はいわばシンデレラボーイ
国際親善試合]日本1-1マリ/3月23日/スタッド・モーリス・デュフラン
初招集、しかも代表デビュー戦で初ゴールを奪った中島翔哉はいわばシンデレラボーイだ。「あそこにいたことが大事」と言うように、独特の嗅覚で同点弾を叩き込むあたりは、“持っている”と言っても過言ではない。
一方で、E-1選手権の中国戦で負傷交代(30分)した大島僚太はこのマリ戦でまたしても悪夢に見舞われた。30分過ぎにピッチに座り込んで左足のふくらはぎあたりを触る一連の動作は、中国戦の時とほぼ同様のものだった。怪我に呪われていると、スタンドから眺めていた記者はそう思った。
16年のリオ五輪での活躍により、ハリルジャパンに招集されたのは大島のほうが先だった。同9月のUAE戦(ワールドカップ・アジア最終予選の初戦)でフル代表初招集、しかもいきなりスタメンで使われたのだ。
もっとも、フル代表での大島はどこか運に見放されているところがある。あくまで結果論だけで言うと、そのUAE戦でも自陣エリア内でファウルを犯してPKを与えるなどあまり良いイメージを残していないのだ。
もちろん、その才能に疑いの余地はない。この大島こそ、日本が劣勢時に卓越した技術でボールをキープできる稀有なMFだと、記者は考えている。しかし、どういうわけか、ここで結果を残せばハリルホジッチ監督の信頼を掴めるというシチュエーションでアクシデントに見舞われてしまう。
初招集、しかも代表デビュー戦で初ゴールを奪った中島翔哉はいわばシンデレラボーイだ。「あそこにいたことが大事」と言うように、独特の嗅覚で同点弾を叩き込むあたりは、“持っている”と言っても過言ではない。
一方で、E-1選手権の中国戦で負傷交代(30分)した大島僚太はこのマリ戦でまたしても悪夢に見舞われた。30分過ぎにピッチに座り込んで左足のふくらはぎあたりを触る一連の動作は、中国戦の時とほぼ同様のものだった。怪我に呪われていると、スタンドから眺めていた記者はそう思った。
16年のリオ五輪での活躍により、ハリルジャパンに招集されたのは大島のほうが先だった。同9月のUAE戦(ワールドカップ・アジア最終予選の初戦)でフル代表初招集、しかもいきなりスタメンで使われたのだ。
もっとも、フル代表での大島はどこか運に見放されているところがある。あくまで結果論だけで言うと、そのUAE戦でも自陣エリア内でファウルを犯してPKを与えるなどあまり良いイメージを残していないのだ。
もちろん、その才能に疑いの余地はない。この大島こそ、日本が劣勢時に卓越した技術でボールをキープできる稀有なMFだと、記者は考えている。しかし、どういうわけか、ここで結果を残せばハリルホジッチ監督の信頼を掴めるというシチュエーションでアクシデントに見舞われてしまう。
中島は17年の夏にポルティモネンセに移籍してからグッと調子を上げてきた。ポルトガルリーグでゴールにアシストに大暴れし、代表デビュー戦で初ゴールと乗りに乗っている。この調子を維持できればワールドカップの本大会出場も夢ではないだろう。
同じくらい恵まれた才能を持ちながら、マリ戦で明暗を分けた中島と大島。このコントラストが今後どうなっていくのか、興味深く見守りたい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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【国際親善試合PHOTO】日本代表 1-1 マリ代表|中島のデビュー戦劇的弾で辛くもドロー
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