試合終盤には3バックを試す余裕を見せたリバプール。

リバプールに数少ない見せ場を生み出したマネ。この日も74分にベンチに下がるまで前線で攻守に奔走してポルトを苦しめた。 (C) Getty Images

試合前には4日に遠征先のホテルで他界したフィオレンティーナのイタリア代表DFダビデ・アストーリを偲んで黙とうが捧げられた。 (C) Getty Images
3月6日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2レグが行なわれ、リバプールとポルトが対戦した。
2月13日に行なわれた敵地での第1レグを5-0と大勝していたリバプールがベスト8進出に圧倒的優位に立っている試合は、奇跡にも近い大逆転での突破へ糸口を見出したいポルトに対し、落ち着いたボール回しを展開したリバプールが序盤から主導権を握った。
17分と30分にサディオ・マネが相手ゴール前でビッグチャンスを創出したリバプールは、ボールを奪われた後も得意の“ゲーゲンプレッシング”で相手のチャンスの芽を摘んで、危なげなく試合を進めた。
試合前日の会見で「競争力のあるポルトを我々は侮ってはならないよ」と語ったユルゲン・クロップ監督の言葉通りに手堅いプレーを展開したリバプールは、相手チームをボックス内に侵入すらさせず。結局、前半はスコアレスで折り返した。
2月13日に行なわれた敵地での第1レグを5-0と大勝していたリバプールがベスト8進出に圧倒的優位に立っている試合は、奇跡にも近い大逆転での突破へ糸口を見出したいポルトに対し、落ち着いたボール回しを展開したリバプールが序盤から主導権を握った。
17分と30分にサディオ・マネが相手ゴール前でビッグチャンスを創出したリバプールは、ボールを奪われた後も得意の“ゲーゲンプレッシング”で相手のチャンスの芽を摘んで、危なげなく試合を進めた。
試合前日の会見で「競争力のあるポルトを我々は侮ってはならないよ」と語ったユルゲン・クロップ監督の言葉通りに手堅いプレーを展開したリバプールは、相手チームをボックス内に侵入すらさせず。結局、前半はスコアレスで折り返した。
見どころこそ少なかったものの、自分たちの強みを要所で見せて、理想的な形で試合を進めたリバプールは、後半も相手に主導権を渡さない。個人技で仕掛けてくるポルトの攻撃陣に対しては、ジョーダン・ヘンダーソン、エムレ・ジャン、ジェームズ・ミルナーの3センターがきっちりと蓋をした。
時間の経過とともに逆転突破の可能性が薄れていくポルトも何とか意地を見せようと、スペイン人MFのオリベル・トーレスと、この日、トップチームデビューを飾った20歳の俊英FWブルーノ・コスタが懸命にシュートまで持ち込んだが、いずれも枠を捉えきれずに不発に終わった。
多くの見せ場があったわけじゃなかったが、ミスが少なく、正確なプレーを続けたリバプール。試合の終わりも見え始めた74分にはマネを下げてモハメド・サラーを投入し、週末のマンチェスター・ユナイテッド戦(プレミア30節)も見据えた交代策も講じた。
さらに80分にはジャンを下げ、CBのラグナル・クラバンを送り込むと、3バックシステムの試運転も行なう余裕も見せて時間を消化した。
結局、試合は最後までスコアが動くことはなく、スコアレスで終了。リバプールは2試合合計5-0で2008-09シーズン以来となるベスト8進出の切符を手にした。
なお、準々決勝の組み合わせ抽選会は3月16日(現地)にUEFA本部のあるスイスのニヨンで行なわれる。
時間の経過とともに逆転突破の可能性が薄れていくポルトも何とか意地を見せようと、スペイン人MFのオリベル・トーレスと、この日、トップチームデビューを飾った20歳の俊英FWブルーノ・コスタが懸命にシュートまで持ち込んだが、いずれも枠を捉えきれずに不発に終わった。
多くの見せ場があったわけじゃなかったが、ミスが少なく、正確なプレーを続けたリバプール。試合の終わりも見え始めた74分にはマネを下げてモハメド・サラーを投入し、週末のマンチェスター・ユナイテッド戦(プレミア30節)も見据えた交代策も講じた。
さらに80分にはジャンを下げ、CBのラグナル・クラバンを送り込むと、3バックシステムの試運転も行なう余裕も見せて時間を消化した。
結局、試合は最後までスコアが動くことはなく、スコアレスで終了。リバプールは2試合合計5-0で2008-09シーズン以来となるベスト8進出の切符を手にした。
なお、準々決勝の組み合わせ抽選会は3月16日(現地)にUEFA本部のあるスイスのニヨンで行なわれる。