いまだ打ち破られていない金字塔が、スペシャルムービーで甦った。
マンチェスター・ユナイテッドの公式ツイッターは３月４日、「この日なんの日？」のコーナーで衝撃のゴールラッシュをリバイバル。1994－95シーズン、23年前の95年３月４日だ。マンＵがイプスウィッチ・タウンを９－０で破った一戦で、プレミアリーグの史上最多スコアゲームである。
序盤から本拠地オールド・トラフォードで勢いに乗る“赤い悪魔”。ロイ・キーンのミドルで均衡を破ると、面白いように相手ゴールをこじ開けていく。前半を３－０で折り返すと後半に大爆発。マーク・ヒューズ、ポール・インスらが加点し、終わってみれば９ゴールの固め撃ちだ。圧巻だったのは５得点をマークした元イングランド代表FW、アンデイ・コール。前シーズンに35得点を叩き出して得点王に輝いており、まさにキャリアの絶頂期にあった。ちなみに35得点は94-95シーズンのアラン・シアラーと並ぶ、１シーズンにおけるプレミア最多ゴール数となっている。
不名誉な最多失点GKとなったフォレストには同情の声が
９ゴールのうち、手厳しく映ったのが８点目だ。結果的にプレミア最多失点の守護神としてその名を刻んでしまうのが、イプスウィッチのカナダ代表GKクレイグ・フォレスト。エリア内から飛び出してクリアしようとしたところ、手に当たってしまい、マンＵにＦＫを与える。ここで素早くリスタートしたのがインスだ。ガラ空きのゴールに蹴り込んで、歓喜の輪を作った。ツイートのコメント欄には「レフェリー、なぜ止めてやらない？」「情け容赦ない」「観ていて可哀そうになった」と、同情的な意見もチラホラ。なんにせよ、この日のイプスウィッチの守備陣はあまりにもザルだった。
この94－95シーズンでは、マンＵとシアラーを擁するブラックバーン・ローバーズとのデットヒートが繰り広げられた。破壊的な攻撃力でイプスウィッチから９得点を奪ったマンＵだったが、最終節ではあと１点が遠く、ウェストハムと痛恨の１－１ドロー。勝てば逆転優勝の好条件をモノにできず、プレミア３連覇を逃したのだ。
この94－95シーズンでは、マンＵとシアラーを擁するブラックバーン・ローバーズとのデットヒートが繰り広げられた。破壊的な攻撃力でイプスウィッチから９得点を奪ったマンＵだったが、最終節ではあと１点が遠く、ウェストハムと痛恨の１－１ドロー。勝てば逆転優勝の好条件をモノにできず、プレミア３連覇を逃したのだ。
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