【C大阪】オフサイド判定にシュートミス――3度目の正直をモノにした柿谷が反省の弁

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2018年02月26日

絶好機を逃し続けたことが、苦しい展開となった要因のひとつ

柿谷は終盤に値千金の同点ゴールをゲット。ただ試合後は反省の言葉を語った。写真:川本 学

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[J1リーグ1節]C大阪1-1横浜/2月25日/ヤンマー
 
 J1開幕節、17分に先制点を許したセレッソ大阪に、勝点1をもたらしたのは柿谷曜一朗だ。試合終盤に相手DFがクリアミスしたボールを逃さず拾い、ネットを揺らしてみせた。
 
 それでも試合後、柿谷が口にしたのは反省の言葉だった。
「僕ら前線の選手には、何度かチャンスもあった。それを決めきれなかったのが今日の結果につながった。僕も、健勇も、たくさんチャンスがあったのにもかかわらず、1点しか決められなかったのは、非常に申し訳ないなと思います」

 オフサイドの判定となった開始6分の幻のゴールに、前半終了間際に相手のパスミスから得たシュートチャンスと、ハーフタイムに入るまでに柿谷自身の決定機は2度あった(杉本にしても、56分にフリーで放ったシュートを枠外に飛ばしている)。それらをきっちりと決めていれば、C大阪に流れは傾いていたかもしれない。同点ゴールを決めたのは、86分。柿谷にとって、この試合で“3度目の正直”だった。
 
 
「90分通して試合をしている中でチャンスは来ると思うし、それを早い段階で決められるのか、最後になってしまうかで、試合の展開は変わってしまう。もちろん同点に追いつけたのはプラスかもしれないですけど、ポジティブに考えるならそこだけかなと。本当に勝たないといけない試合だった」
 柿谷の言うとおり、絶好機を逃し続けたことが、苦しい展開となった要因のひとつだ。
 
 今年チームが目指すのは、リーグ制覇。そのためには、決定力に磨きをかけ、来たるチャンスを確実に仕留めるしたたかさが重要になりそうだ。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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