【選手権】“背中トラップ”からパワフルショット…剛と柔を兼備するFW亀山来駆が必見

カテゴリ:高校・ユース・その他

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2018年01月02日

身長172センチながらガッシリとした体躯でーー。

力強いポストワークで日本文理の攻撃を牽引する亀山。写真:末永裕樹

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[高校サッカー選手権2回戦]日本文理2-0旭川実/1月2日/NACK
 
 日本文理が2‐0で旭川実を下し、3回戦進出を決めた。右サイドからのクロスをダイレクトで叩き込んだ久住玲以(3年)のゴールも印象的だったが、亀山来駆(3年)が決めた2点目もまた、インパクトが大きかった。
 
 前半28分、GKからのフィードに反応して抜け出した1トップの亀山は、そのボールをなんと背中でトラップ。落ちたボールをすぐさま拾い、鮮やかな切り返しで相手をかわすと、すかさず左足を振り抜き、豪快にネットを揺らしてみせた。
 
「ギリギリまでボールを見ていて、どこかに当てようと思った。それがたまたま背中でした(笑)。良いところに落ちたので、あとは落ち着いてDFをかわして、シュートもニアが空いているのが見えたので、とりあえず振り抜こうと。少しコースは甘かったですけど、入って良かったです」
 
 選手権初得点を振り返るこのFWは、身長172センチながらガッシリとした体躯で、いわゆる“ゴリゴリ系”な風貌。プレーを見ても、マークをモノともしないポストワークやパワフルな突破が目立つ。また「自分の武器」という左右遜色ないパワフルなキックも魅力だ。
 
 とはいえ、ゴールシーンで見られた背中でトラップする機転の利いたプレーや、パスを受ける前に相手に身体を一度ぶつけて、プレースペースを作るなど随所に賢さも垣間見せる。
 
「パスを収めて、叩くところは叩いて、できたらターンして仕掛ける。時と場合によって工夫しています」
 
 “剛”と“柔”を合わせ持つストライカー亀山が、初出場の日本文理を快進撃へと導くか。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb)
 
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