相手のシュートを1本に抑える完璧な勝利。
現地時間12月16日、UAEのアブダビで開催されたクラブワールドカップ決勝は、ヨーロッパ代表のレアル・マドリー(スペイン)が南米代表のグレミオ(ブラジル)を1-0で下した。
試合は戦前の予想通り、R・マドリーが攻めてグレミオがこれを跳ね返すという展開で進み、司令塔のイスコを中心に、ルカ・モドリッチ、マルセロ、ダニエル・カルバハルらが次々にグレミオゴールに襲い掛かったR・マドリーは、前半だけで9本のシュートを放つ。
一方、グレミオが前半に放ったシュートは、エジウソンのFKからの1本だけ。頼みのルアンはカゼミーロの厳しいマークに身動きが取れない状態が続いた。それでも最終ラインに構えるペドロ・ジェロメウ、ワルテル・カンネマンを軸とした守備は、信じがたいほどに強固だった。
後半突入後も同様の展開が続くなか、ひとりの男が均衡を破る。
1年前の決勝でもハットトリックをマークしたクリスチアーノ・ロナウドが、至近距離からのFKを直接叩き込んだのだ。大舞台に滅法強いアタッカーの右足から放たれたボールは、壁の間をすり抜け、ゴール左隅に飛び込んだ。
1-0――。わずか1点差とはいえ、ここまで攻撃面でほとんど見せ場を作れなかった“守備のチーム”グレミオにとって、おそらくその差は途方もなく大きなものに感じられただろう。
逆に、エースのゴールによって完全に波に乗ったR・マドリーは、10番を背負うモドリッチがミッドフィールドで躍動。あれほど強固だったグレミオの守備陣を、卓越した個人技でずたずたに切り裂き始めた。
終盤には、足が止まり始めたグレミオをさらに追い詰めるべく、R・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、機動力とスピードに優れたルーカス・バスケスとガレス・ベイルを投入する。
「目の前にタイトルがあれば獲らなければいけない」
そう語っていた指揮官の言葉通り、R・マドリーはクラブワールドカップ史上初の連覇という形で、その使命を見事に果たしてみせた。
試合は戦前の予想通り、R・マドリーが攻めてグレミオがこれを跳ね返すという展開で進み、司令塔のイスコを中心に、ルカ・モドリッチ、マルセロ、ダニエル・カルバハルらが次々にグレミオゴールに襲い掛かったR・マドリーは、前半だけで9本のシュートを放つ。
一方、グレミオが前半に放ったシュートは、エジウソンのFKからの1本だけ。頼みのルアンはカゼミーロの厳しいマークに身動きが取れない状態が続いた。それでも最終ラインに構えるペドロ・ジェロメウ、ワルテル・カンネマンを軸とした守備は、信じがたいほどに強固だった。
後半突入後も同様の展開が続くなか、ひとりの男が均衡を破る。
1年前の決勝でもハットトリックをマークしたクリスチアーノ・ロナウドが、至近距離からのFKを直接叩き込んだのだ。大舞台に滅法強いアタッカーの右足から放たれたボールは、壁の間をすり抜け、ゴール左隅に飛び込んだ。
1-0――。わずか1点差とはいえ、ここまで攻撃面でほとんど見せ場を作れなかった“守備のチーム”グレミオにとって、おそらくその差は途方もなく大きなものに感じられただろう。
逆に、エースのゴールによって完全に波に乗ったR・マドリーは、10番を背負うモドリッチがミッドフィールドで躍動。あれほど強固だったグレミオの守備陣を、卓越した個人技でずたずたに切り裂き始めた。
終盤には、足が止まり始めたグレミオをさらに追い詰めるべく、R・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、機動力とスピードに優れたルーカス・バスケスとガレス・ベイルを投入する。
「目の前にタイトルがあれば獲らなければいけない」
そう語っていた指揮官の言葉通り、R・マドリーはクラブワールドカップ史上初の連覇という形で、その使命を見事に果たしてみせた。