【R・マドリー伝説の戴冠劇】国立がどよめいたラウールの決勝弾

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年12月16日

若きエースが窮地を救う。

劇的な勝ち越しゴールを決め、世界制覇の立役者となったラウール(右)。瞬く間に世界的なスター選手へと駆け上がっていった。写真:サッカーダイジェスト

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 クラブワールドカップ史上初の大会連覇に王手をかけたレアル・マドリー。彼らはこれまでに5度の世界制覇を成し遂げてきた。
 
 そんなエル・ブランコ(白い巨人の意。R・マドリーの愛称)が、栄冠を勝ち取った瞬間をプレイバックする。
 
―――◆―――◆―――
 
 1-1で迎えた83分、クラレンス・セードルフが前線へ正確なロングパスを送る。見事なトラップでピタリとボールを収めたのはラウール・ゴンサレスだ。得意の左足でシュートを撃つと見せかけて、フェイントでDFふたりを次々にかわし、右足を振り抜く――。
 
 レアル・マドリーを世界一に導く鮮やかな勝ち越しゴールが決まると、国立競技場は興奮のるつぼと化した。
 
 ロベルト・カルロス、プレドラグ・ミヤトビッチ、セードルフなど世界屈指のタレントを揃えた欧州王者も、簡単には勝たせてもらえなかった。
 
 25分にR・カルロスの高速クロスがオウンゴールを誘発して幸先よく先制したものの、56分にカウンターからジュニーニョに同点弾を叩き込まれる。
 
 その後はバスコにペースを握られ、危ない場面も少なくなかった。そんな窮地を救ったのが、当時21歳の俊英ラウールだった。
 
「このゴールは、両親と恋人、そして娘が入院しているミヤトビッチに捧げたい。僕にとってスペシャルな一日だった」
 
 そう喜びを表現した若きエースの活躍で、R・マドリーがインターコンチネンタルカップを制した1960年以来、38年ぶりの世界王者に輝いたのだった。
 
◎第19回トヨタカップ
1998年12月1日/国立競技場 観衆51,514人
レアル・マドリー 2-1 バスコ・ダ・ガマ
得点:レ=オウンゴール(25分)、ラウール(83分) バ=ジュニーニョ(56分)
 
マドリー:GK/イルクナー DF/サンチス、イエロ、フェルナンド・サンス MF/パヌッチ、セードルフ、レドンド、ロベルト・カルロス FW/ラウール、ミヤトビッチ(86分ヤルニ)、サビオ(90分シュケル) 監督/フース・ヒディンク
 
バスコ:GK/カルロス・ジェルマーノ DF/バグネル(81分ビトール)、オジバン、マウロ・ガウボン、フェリピ MF/ルイジーニョ(86分ギリェルメ)、ナザ、ジュニーニョ、ラモン(89分バウベル) FW/ドニゼッチ、ルイゾン 監督/アントニオ・ロペス
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