モンテッラは今季限り…ミランが狙う2人の大物指揮官は?

カテゴリ:メガクラブ

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2017年11月02日

頂点に返り咲くための最後の一手になるか。

ミランが来夏招聘を狙うコンテ(左)とアンチェロッティ(右)。いずれも手腕に疑いの余地はない。(C)Getty Images

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 11節を終えたセリエAで早くも5敗目、ここ3試合はホームで無得点……。今夏は新戦力獲得に2億ユーロ(約260億円)以上を投じたにもかかわらず、ミランは結果を残せていない。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の周囲では、不信感と悲観論が膨らむばかりだ。
 
 現時点でマルコ・ファッソーネCEOやマッシミリアーノ・ミラベッリSDなどの首脳陣は、「モンテッラ監督を信頼してチームを委ねる」という姿勢を変えていない。
 
 ただしそれは、あくまでも今シーズン限りの話だ。来夏にはチームマネジメントと結果の両面でミランを頂点に押し上げる手腕を備えたトップレベルの指揮官を招聘しようと目論んでいる。
 
 一部で候補に挙がっている、ワルテル・マッザーリ(元ワトフォード)、パウロ・ソウザ(元フィオレンティーナ)、ロラン・ブラン(元パリSG)、ルイス・エンリケ(元バルセロナ)、マッシミリアーノ・アッレグリ(ユベントス)、ウラディミール・ペトコビッチ(スイス代表)、マルチェロ・リッピ(中国代表)などは、噂レベルに過ぎない。
 
 ミランが本気で狙っているのは、カルロ・アンチェロッティ(元バイエルン)とアントニオ・コンテ(現チェルシー)だ。かつてロッソネーリに栄光の時代を築いたレジェンドと、行く先々でチームに魂と戦術的秩序をもたらしてきた闘将。前者は現在フリーで、後者もチェルシー首脳陣との関係が上々とは言えない状況にある。
 
 これが未来における2つの可能性だ。ミランが頂点に返り咲くための最後の一手となるか。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
 
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