【番記者通信】存在価値を証明したゼコに注目の夏|マンチェスター・C

カテゴリ:メガクラブ

スチュアート・ブレナン

2014年04月28日

44年ぶりの優勝を手繰り寄せた劇的な決勝弾。

鮮やかなヘッドで値千金の先制弾。絶対に落とせないクリスタル・パレス戦で勝利への道筋をつけたのはゼコだった。 (C) Getty Images

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 エディン・ゼコの契約延長交渉が始まる。
 
 シーズン前半は、エースのセルヒオ・アグエロと新加入のアルバロ・ネグレドが抜群のコンビネーションを見せ、その後塵を拝していた。だが、アグエロとネグレドの負傷離脱というチャンスをしっかりとモノにして、ゼコはみずからの存在価値を証明してみせた。シーズンが進むにつれて、マヌエル・ペレグリーニ監督からの評価は上がり、2015年夏に満了する現行契約を延長する方向で、クラブとゼコは交渉の席につく運びとなったのである。
 
 ここまで、プレミアリーグで21試合に先発し12ゴールを挙げているゼコは、いわゆる勝負強さを持っている。例えば、一昨シーズンは44年ぶりの優勝を手繰り寄せる同点ゴールを決めた。
 
 直近のクリスタル・パレス戦でも、見事なヘッドで先制点を挙げたのがゼコだ。優勝を争うリバプールがチェルシーに敗れ、是が非でも勝ちたい一戦での貴重なゴールだった。
 
 契約延長交渉が予断を許さないのは、複数のクラブがゼコの獲得に興味を示しているからだ。インテル、アーセナル、ローマ、モナコなどが、その動向を注視していると伝えられる。なかでも熱心なのが、FWの補強が急務のインテルだ。
 
 インテルのエリック・トヒル会長は、『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応えて次のように語った。
 
「最低でもストライカーを1人獲得するつもりだ。それは欧州のトップレベルにある選手だ」
 
 チェルシーのフェルナンド・トーレスとレアル・マドリーのアルバロ・モラタの名前が取り沙汰されるなか、本命はゼコのようだ。
 
 2011年1月の加入以来、もっとも充実したシーズンを過ごすゼコ。このオフは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表として初めてワールドカップの舞台に立つ。去就を含め、この夏はゼコから目が離せない。
 
【記者】
Stuart BRENNAN|Manchester Evening News
スチュアート・ブレナン/マンチェスター・イブニング・ニュース
マンチェスターの地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』のフットボール記者で、2009年から番記者としてシティに密着。それまではユナイテッドを担当し、両クラブの事情に精通する。
 
【翻訳】
松澤浩三
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