【番記者通信】インテルとマッザーリの未来を左右するEL出場権|インテル

カテゴリ:メガクラブ

サルバトーレ・リッジョ

2014年04月25日

4位以上なら洋々たる未来へ、6位以下なら監督選びに逆戻り!?

4位に手が届きつつあるインテルだが、その一方で背後からパルマやミランが迫ってきている。果たして結末は!? (C) Getty Images

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「以前、インテルはレアル・マドリーとも同格だったのだが、今はそこから一、二段落ちている。しかし全員の努力をもって、また頂点に返り咲きたい」
 
 チャンピオンズ・リーグ準決勝のレアル・マドリー対バイエルン戦を観戦するためにマドリードを訪問したインドネシア人のエリック・トヒル会長は、クラブの目標を明確に語っていた。その先導役として彼は引き続き、ワルテル・マッザーリ監督に信頼を置くことも、数日前に表明している。
 
 トヒル会長が語ったことは、間違いなくマッザーリ監督に安心を与えるものだっただろう。これで彼は来シーズンをも睨んで、残りの試合に集中できるようになったからだ。ひとつ上の順位(4位)にいるフィオレンティーナとの勝点差が詰まったこともまた、落ち着きにつながるファクターだろう。34節を終了した現在、その差は2。もしフィオレンティーナを上回ることができれば、ヨーロッパリーグ(EL)の予選を免除されることになる。リスキーな夏場のサバイバルマッチを回避し、インテルはじっくりと新シーズンの準備に集中できるのだ。
 
 来シーズンに向けてということでは、すでにインテルは新戦力の補強に着手しており、センターフォワードの獲得を目標に、フェルナンド・トーレス(チェルシー)、エディン・ゼコ(マンチェスター・シティ)、アルバロ・モラータ(レアル・マドリー)、そしてマッティア・デストロ(ローマ)といった候補選手たちへのモニタリングを行なっている。
 
 しかし戦力補強の前に、インテルにはまずEL出場を確かなものとすることが求められる。そのうえで、他のヨーロッパの列強と張り合うための競争力を付けるのだ。ELはマッザーリに課せられた最優先課題。そのためには、エルナネス、ロドリゴ・パラシオ、そしてサミール・ハンダノビッチに頼らなければならないだろう。特にGKのハンダノビッチは、2試合連続でPKストップに成功するなど絶好調だ。インテルの未来は、これらの選手のパフォーマンスにかかっていると言っても過言ではない。
 
 一方、EL出場権の獲得に失敗した場合は、当然ながら状況は変わってくる。それは4試合での失態を意味するわけであり、当然ながらトヒル会長の目に好印象に映るはずがない。そうなれば最悪の場合、前言は撤回され、会長には監督選びという作業が新たに課せられるかもしれない。
 
 もっとも現時点で、インテルの想定のなかにこの最悪のケースは含まれていないらしい。ポジティブシンキング――。これがトヒル以下、現在のインテルを支配する哲学になっているからである。
 
【記者】
Salvatore RIGGIO|MESSAGGERO
サルバトーレ・リッジョ/メッサッジェーロ
1983年ミラノ生まれ。データスポーツの編集員を経て、現在は一般紙『メッサッジェーロ』のスポーツ担当としてミラノ地域を受け持つ。インテルのみならずミラン、さらに両チームの下部組織も精力的に取材し、評価を高めている若手記者の筆頭。

【翻訳】
神尾光臣

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