「ネイマールvs酒井宏樹」がフランス版クラシコの鍵を握る

カテゴリ:ワールド

白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

2017年10月20日

マルセイユにとってパリSG戦はまさに特別な一戦。

10月22日のフランス版ナショナルダービーの鍵を握るのが、酒井(左)とネイマール(右)の攻防だ。(C)Getty Images

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 酒井宏樹にとってはとりわけ大一番になりそうだ。通称ル・クラスィク(エル・クラシコの意)と呼ばれるフランス版ナショナルダービー、マルセイユ対パリSG戦(リーグ・アン10節)が現地時間10月22日(日本時間23日早朝4時キックオフ)に開催される。
 
 パリとマルセイユという因縁ある国内二大都市のビッグクラブの一戦は、リーグ・アン随一の注目度と熱狂度を誇る。昨夏、ハノーファーから南フランスに移ったばかりの酒井に現地で話を聞いた時も、「パリSG戦はマルセイユにとってすごく特別。カレンダーに赤丸が付いていて、『この2試合だけは絶対に負けられないんだ』ってさっそく言われましたからね」と話していた。
 
 酒井入団1年目だった昨シーズンのマルセイユは、第1戦こそスコアレスドローだったものの、第2戦がホームながら1-5の大敗。2試合ともフル出場した酒井は今夏の帰国時、この伝統の一戦についてこう振り返っていた。
 
「とくにホームの試合は個人的にすごく面白かった。前日からファンの盛り上がりがすごくて、練習場にたくさん押し寄せてきて、発煙筒を焚いていましたからね。試合に入ってからもすごくプレッシャーを感じた。だから選手たちのテンションが上がりすぎるくらい上がって、ちょっと不思議な感覚だった」
 
 また、この2試合でもっとも印象に残ったのが、何度か対峙したアルゼンチン代表MFのハビエル・パストーレ。「ボールの置きどころが良いし、背中に目があるんじゃないかってくらい、周りもすごく見えていた。型がないからほんとに止めにくかったし、アシストもされてしまった」と回顧していた。
 
 しかし酒井は、今シーズンのル・クラスィクでもっと難敵を相手にすることになる。そう、今夏に2億2200万ユーロ(約288億6000万円)の史上最高額でバルセロナからパリSGに加入したネイマールだ。
 
 このブラジルの至宝、同じく新加入のキリアン・エムバペ、そしてエディンソン・カバーニで構成される「MCNトリオ」は、いまや世界屈指の3トップ。今シーズンのパリSGはリーグ・アンの9試合で29ゴール、チャンピオンズ・リーグの3試合で12ゴールを記録と両コンペティションの最多得点を記録し、3人同時起用の6試合中4試合でMCN全員がゴールと爆発的な攻撃力を誇る。
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