「チェルシーなんて麻薬ディーラーの銃に比べれば…」ブラジルの俊英が驚嘆発言!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月20日

チェルシーとの大一番を前にした英紙の取材に思わず…。

堂々たるパフォーマンスでプレミア4位に位置するワトフォードを牽引するリシャルリソン。チェルシー戦でもそのプレーから目が離せない。 (C) Getty Images

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 プレースタイルと同様に、そのメンタリティーもやはり相当に肝っ玉が座っているようだ。ワトフォードに所属するブラジルU-20代表FWのリシャルリソンが、昨シーズンのプレミアリーグ王者であるチェルシーとの一戦を前に驚嘆発言をしている。
 
 リシャルリソンは今夏の移籍市場でミランやマンチェスター・U、インテル、アヤックスなども狙うなか、ワトフォードがブラジルの名門フルミネンセから1240万ユーロ(約16億円)を払って引き抜いた逸材だ。
 
 そのメガクラブ垂涎の実力は確かなもので、プレミアリーグ8試合全てに出場し、早くも3ゴール・2アシストをマーク。最大の武器であるスピーディーなドリブルは、名うての守備者が揃うプレミアリーグでも十分に通用することを証明している。
 
 そんなブラジルの俊英は、現地時間10月21日のチェルシー戦(プレミア9節)を前に高いパーソナリティーを見せつけている。英紙『テレグラフ』のインタビューで、「プレミア王者は恐いか?」と問われ、次のように発言したのだ。
 
「チェルシーが恐いかって? 僕はドラッグディーラーに銃口を顔面へ突き付けられたこともある。それに比べれば、大した相手じゃないね」
 
 このコメント通り、その生い立ちはかなり過酷だったようだ。ブラジルの東南に位置するエスピリト・サント州ビラ・ルビアという街に生まれ、「ドラッグを目にしたり、銃声が響くことが日常茶飯事だった」という環境で育ったというリシャルリソンは、当時のことを次のように回想している。
 
「本当に貧しかったし、僕の小さな家には栽培した麻薬を隠す裏庭もあったほどだ。それは僕の友だちのものだったから触れることはなかったけどね。その彼はいま刑務所にいるよ。とにかく荒れ果てた地域だった」
 
 そんな環境下でも必死に暮らしていたリシャルリソンは、兄弟とともにアイスクリームやチョコレートを販売して生計を立てながらサッカーを始め、警察官だったという地元サッカーチームのコーチの助言もあり、道を踏み外すことなく真っ当な道を歩んだ。
 
 その後は紆余曲折あり、18歳になる2015年にアトレチコ・ミネイロでプロキャリアをスタートさせたリシャルリソン。加入初戦度からブラジル2部リーグで24試合に出場し、9ゴール・4アシストをマーク。翌年にはフルミネンセに移籍して一気に台頭した。
 
「夢だった」というプレミアリーグの水にも難なく馴染み、その才能をいかんなく発揮しているリシャルリソン。この恐れ知らずのヤングスターは、チェルシー戦でヒーローとなれるか。大いに注目だ。
 
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