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【名古屋】楢崎正剛を抑えて先発し、5節ぶりの勝利に貢献!"第三の男"・武田洋平が抱く危機感

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2017年09月25日

嫌な流れが名古屋を飲み込みそうになったが、武田が踏みとどまった。

今季リーグ戦初出場の武田が安定したプレーで勝利に貢献した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 [J2リーグ34節]名古屋4-1東京V/9月24日/パロ瑞穂

 予感は、何となくあった。J2リーグ34節の東京V戦、ゴールマウスで名古屋の最後の砦としてピッチに立ったのは、楢崎正剛ではなく、渋谷飛翔でもなく、“第3の男”武田洋平だった。
 
 彼がスタメン起用されたのはもちろん、水曜日の天皇杯・C大阪戦での好パフォーマンスあってのこと。1失点は喫したものの、それ以外ではセービング、ポゼッションともに安定しており、楢崎と渋谷の長所を併せ持つトータルバランスの良さがチームにマッチした感は確かにあった。
 
 だが、それよりも予感を漂わせたのは、普段は飄々として掴みどころのない背番号16が放った、すさまじい気合い故だった。
 
 名古屋は試合前、必ず2日間の非公開練習を行なう。我々報道陣には1日目の非公開練習時のみ、監督会見と選手への取材だけが許されている。練習を見ることはできず、その間はプレスルームで待機だ。
 
 東京V戦を前にした金曜日、いつものように待機しているその部屋には、何事かを指示するけたたましい声が漏れ聞こえてきていた。決してピッチに隣接しているわけではない、ドアや窓が締め切られた部屋にも伝わってくるほどの気迫あふれるコーチングの声。内容は聞き取れないが、それは間違いなく、武田の声だった。
 
「必死でやっていただけですよ」と東京V戦後に武田は苦笑した。その日は話を聞かなかったのだが、少しだけ表情はうかがった。正直な彼の顔には、「いま話を聞かれると困る」と書いてあった。そのまま2日目の非公開練習でも武田は十分なアピールに成功し、守護神として日曜日の試合に出場した。そして、チームを勝利に導く活躍を見せたのである。
 
 見せ場は後半にあった。G・シャビエルのセットプレーからワシントン、田口泰士と順調に加点し、2-0で試合を折り返したが、サイド攻撃に狙いを絞った相手に押し込まれ、55分にクロスから失点。サッカーで最も怖い2-0からの2-1という嫌な流れが名古屋を飲み込みそうになったが、武田が踏みとどまった。
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