【サウジ戦プレビュー】満を持して本田先発か。長谷部不在の中盤の編成も注目

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年09月04日

サウジ戦はロシアに向けた新たなスタートとなる重要な一戦に。

サウジ戦の予想スタメン。中盤はアンカーに山口を据えて、インサイドハーフには井手口と柴崎を並べるか。

画像を見る

 9月5日、日本代表はロシア・ワールドカップ・アジア最終予選の最終節、アウェーのサウジアラビア戦に挑む。
 
 すでに前節のホーム・オーストラリア戦で本大会出場を決めているだけに、今回のサウジ戦は結果を問われない、いわば消化試合と位置付けることができる。ベストのメンバーを揃えず、テスト色の濃いものとなっても不思議ではない。
 
 ただし、チームを率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「私は勝つことが大好きです」と語るように、“超”がつくほどの負けず嫌いだ。負けてもいいから代表実績の少ない選手に経験を積ませるという考えは、恐らくは、ない。
 
 また、サウジ戦は最終予選を締め括る試合であると同時に、ロシア行きのチケットを手にしている日本にとっては、本大会に向けた新たなスタートとなるゲームでもある。黒星で大事な一歩目を踏み出すわけにはいかない。やはり求められるのは勝利のみだ。
 
 サウジ戦のスタメンも、大一番となったオーストラリア戦と大きく変更はないと予想した。「やるべきことに集中して、試合に臨みたい」と意気込む川島永嗣が守護神で、最終ラインの4人は、右から酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都とお馴染みの顔ぶれが並ぶだろう。
 
 最大の焦点は、怪我で離脱した長谷部誠が不在の中盤だ。3人の編成は「トップ下+2ボランチ」か「インサイドハーフ2枚+アンカー」の2パターンがあるが、「監督から、オーストラリア戦が(今後の)代表のベースとなるという話があった」(槙野智章)というだけに、逆三角形の形が有力か。
 
 長谷部の代役を務めるのは、山口で決まりだろう。敵地での戦いとなった今年3月のUAE戦や同6月のシリア戦でも、長谷部不在時には山口がアンカーを任されている。
 
 インサイドハーフの一枠は、井手口陽介。代表デビューとなったシリア戦からイラク戦、オーストラリア戦と連続出場しているダイナモは、今のチームにとってはもはや不可欠な存在と言えるかもしれない。
 
 そして、本来なら井手口の相棒は山口となるが、アンカーに収まっているから使えない。インサイドハーフのもう一枠には柴崎を抜擢したい。より攻撃面でその才能を発揮するタイプだが、スペイン移籍で守備力もより高まった印象で、攻守両面に関わるこのポジションを十分にこなせるはずだ。
 

サウジ戦は球際でも激しさが増す以上、フィジカル勝負では本田が必要だ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

【関連記事】
「どう考えても奇妙なことだ」日本との大一番を前に、サウジの智将が首を傾げたのは…
「サウジは日本に勝てないよ」アジア通の名物記者が、今夜のジッダ決戦をバッサリ!
「サウジは自信などないはずだ」豪州サッカー連盟もハリルジャパンに異例のエール!
「日本の闘志に火をつけた!」豪メディアがサウジの“洗礼”は逆効果だと言い切る
中村俊輔、遠藤保仁、小野伸二…を超える「最も衝撃を受けた」と鈴木啓太が引退記者会見で明かした“意外”な選手とは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ