元京都のブラジル人MFがフランスへ、いきなり苦境のラニエリの救世主に⁉

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年08月15日

シャペコエンセを救うために京都を退団。

2016シーズンに京都でプレーしたアンドレイ(8)。日本での経験を欧州の舞台で活かせるか。(C) J.LEAGUE PHOTOS

画像を見る

 開幕2試合で早くも苦境に立たされているのが、今シーズンからナントで指揮を執るクラウディオ・ラニエリ監督だ。
 
 開幕戦で同じく新任の知将マルセロ・ビエルサ率いるリールに0-3で完敗すると、続くマルセイユ戦も0-1で敗れて2試合連続の完封負け。しかもこのゲームでは、開始25分までに3人が負傷交代するという不運が重なり、一昨シーズンにレスターを「奇跡のプレミアリーグ制覇」に導いた名将も、頭を抱えるしかなかった。
 
 さっそく立て直しが迫られているイタリア人指揮官の救世主となりそうなのが、8月12日に入団が決定した元京都サンガのブラジル人MFアンドレイ・ジロットだ。
 
 2015年にパルメイラスで22年ぶりのリーグ優勝に貢献して評価を上げ、2016シーズンにJ2の京都へ入団したアンドレイは、リーグ戦37試合に出場して5得点の成績を残す。中盤の要として、昇格プレーオフ圏の5位に入る健闘を見せたチームを牽引した。
 
 シーズン終了後、惜しまれつつ京都を退団したアンドレイが新天地に選んだのが、シャペコエンセだった。そう、昨年11月の飛行機事故で、選手やスタッフの大半が命を落としたあのクラブだ。その中には懇意にしていたプレーヤーも含まれており、「クラブ再建の手助けをしたい」という気持ちが移籍を決断させた。
 
 チームを一から作り直すことになったシャペコエンセには、当然ながら大量の新戦力が加入した。そのなかで副キャプテンに任命されたアンドレイは、ボランチとして攻守に存在感を発揮。大惨事からの復興を目指すチームの中心となった。
 
 ところが今夏、フランスから思いがけないオファーが届く。25歳のアンドレイにとっては、ようやく巡って来た欧州初挑戦のチャンス。わずか半年でシャペコエンセを去るのは後ろ髪が引かれる思いだっただろうが、ナント行きを決意した。
 
 当初は、シャペコエンセと浦和レッズが対戦する8月15日のスルガ銀行チャンピオンシップの来日メンバーにも名を連ねていたものの、ナントとの契約のためにフランスへ飛んだため、リストから外れている。
【関連記事】
セクシーすぎる「神ボディ」のロシア人モデルがハメスの離婚原因?
英国人記者が見たオカザキ・シンジ「良い意味で予想を裏切った」
ミランが“大遅刻”のバッカを放出へ…新CFはカリニッチで決まり?
バロテッリとレイナの因縁とは? CLプレーオフで激突
来日記念!【シャペコエンセ連載・復興への軌跡/最終回】マンシーニ監督解任の真相と浦和レッズ戦展望

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ